ニッポンレンタカーサービスは29日、ニッポンレンタカー信州の軽井沢駅北口営業所に設けた太陽光発電や雨水利用などの環境配慮システムを始動したと発表した。同営業所は「エコ営業所」のモデル店舗として稼動するもので、今後他の店舗にも環境配慮システムを導入する予定としている。

軽井沢駅北口営業所全景 提供:ニッポンレンタカーサービス

今回同営業所では、太陽光発電、雨水の利用、LED照明、遮熱塗装と遮熱フィルムを採用。太陽光発電設備により発電した電力は売電し、車庫や看板の夜間照明の電気料金と相殺する。発電量は3,205kWh/日で、照明に必要な2,415kWh/日を賄うという。また、5,000リットルの貯水量を擁す浄化槽を地中に埋設し、雨水を貯水タンクに蓄える。雨水はポンプで汲み上げて洗車時に利用し、タンク満水時には約250台分の洗車が可能とのこと。

そのほか、事務所の各室や車庫、看板の照明には長寿命で低消費電力のLED照明を採用。さらに事務所の屋根には熱遮断塗装、事務所の窓ガラスには遮熱フィルムを貼付し、夏季の事務所内部の温度上昇を抑えるとともに冬季は冷気を遮断。保冷および保温性を高めたことにより冷房の際には3度前後高い温度を、暖房でも3度前後低い温度を設定できるという。これらの環境配慮型設備の導入により、1年間で約1.2トンのCO2削減を目指すとしている。