日本ヒューレット・パッカード(HP)は7月13日、アプリケーション開発における負荷テストを自動化する自動負荷テストソフトウェアの最新版「HP LoadRunner software 9.5」を発表した。最小構成価格は789万6,000円(税込)、出荷開始は8月1日となっている。

LoadRunnerは1996年に発売開始、数10から数万に及ぶ仮想的なユーザーをソフトウェア的に作り出すことにより、テスト対象アプリケーションに対するユーザーアクセスを擬似的に発生させ、ユーザーがアクセスしたときの詳細データを収集して動作を分析し、システムの性能問題の原因を明確化する。

新バージョンでは、自動負荷テストに最適なプロトコルを呈示するプロトコルアドバイザを新たに搭載。これにより、複雑化するアプリケーション環境や短納期化する開発プロセスにおける負荷テストの効率を向上できるという。またストリーミング動画配信用プロトコルRTMPのサポートや分析機能であるLoadRunnerアナリシスのAPI公開、WANエミュレーション機能の提供などの機能拡張を行った。

テストシナリオの設定画面

テスト結果の分析画面