NTTコムウェアは、ブロードバンドネットワーク回線を介して、センター側から家庭内のDLNA(Digital Living Network Alliance)対応デジタル家電に接続し、デジタルコンテンツ配信などのネットワークサービスを提供する実験に成功したと発表した。

これにより、コールセンターからユーザー宅のテレビへ電子チラシや商品説明の動画を送りながら商談する、TVに番組視聴中に自治体が防災、危険情報の配信を行う、コールセンターからユーザー宅のテレビへ説明書画像を送信しながら手順の説明を行うといったことが可能になるという。

DLNAは、デジタル家電が異なるメーカー間で相互接続できるように定めた業界標準のガイドライン。

今回の検証にあたっては、宅内機器遠隔管理プロトコル(CWMP)のプロトコルスタック技術やデジタル家電のホームネットワーク規格と通信向けの端末プロトコルの相互接続を可能にする技術の研究開発を行っている。

利用イメージ

実験では、公衆のブロードネットワーク回線をLAN上に仮想的に構築し、センター側から動画や静止を送信し、ユーザー宅側で正しく視聴できるかを確認したという。

今後は、フレッツ光などの商用の公衆回線を利用した実験も行って行く予定だという。