モバイル通信機器最大手のEricsson、現CEOのSvanberg氏が退任へ

末岡洋子  [2009/06/26]

Svanberg氏は2003年に現職に就任、モバイル業界全体の拡大もあり、その間Ericssonを年平均12%増で成長させた。Ericssonのシェアは現在、モバイルユーザーベースで約40%でモバイル通信機器では最大手となる。Svanberg氏は、Marconiの一部資産、Redback Networks、Entrisphere、Tandberg Televisionなど小型の買収により事業を補完する戦略をとってきた。BP会長に就任後も、Svanberg氏はEricssonの取締役会に残る意向を示している。

後任に選ばれたVestberg氏は44歳。18年間Ericssonに勤務しており、ブラジル、北米、メキシコなど各地にあるEricssonでマネジメントに関わった。Ericssonの事業グループの中で比較的好調なグローバルサービス事業はVestberg氏が立ち上げ、その後3倍に拡大させたという。2007年よりCFO職を務めている。

同日、ストックホルムで開催された記者発表会にはSvanberg氏、Vestberg氏、取締役会長のMichael Treschow氏が参加した。Svanberg氏は、「論理的にも感情的にも難しい決断だった」「Ericssonは将来も自分にとって大事な会社」と心境を語った。

Treschow氏は、「人格としても、リーダーシップスキルをみても適任」とVestberg氏を評価、「Ericssonを次のレベルに引き上げてくれるだろう」と期待を寄せた。

右から、現CEOのCarl-Henric Svanberg氏、取締役会長のMichael Treschow氏、新しくCEOに就任が決まった現CFOのHans Vestberg氏

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