レノボ・ジャパンは、ThinkPad Tシリーズの新モデルとして、14型液晶搭載の「ThinkPad T400s」を発売した。Tシリーズの性能を受け継ぎつつ、モバイル性を高める軽量化や薄型化などの各種改良が施されている。価格はダイレクト価格で199,500円から。

「ThinkPad T400s」

Small Form FactorパッケージのIntel Centrino 2、LEDバックライト液晶、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)採用トップカバーなど、Xシリーズの従来モデル「ThinkPad X300」で培った技術を多く採用することで、薄さ約21.1mm、重さ約1.8kgの本体を実現している。

キーボードにも改良が施された。クリック感が向上しているほか、ユーザーの使用頻度が高いDeleteキーとEscapeキーの面積を拡大。ほか、キーとキーの間の隙間を狭くすることで、食べかすやほこりなどが入りにくくなっている。タッチパッドも新たにマルチタッチ技術を実装しており、マルチタッチによるスクロールやズームなどの操作が可能となった。

定評あるキーボードもデザインをさらに改良

基本となる製品ラインナップは「2801A7J」(ダイレクト価格199,500円)と「281522J」(ダイレクト価格204,750円)の2モデル。両モデルともにオプションで最大128GBのSSDを搭載可能。7月頃を目処にWiMAX通信モジュール搭載モデルも投入される予定だ。なお、Tシリーズらしく性能を重視し、CPUには通常電圧版のIntel CPUが搭載されているが、ディスクリートのグラフィックス機能は省かれている。

「2801A7J」の主な仕様は、ディスプレイがLEDバックライト14.1型WXGA+(1,440×900ドット)液晶、CPUがIntel Core 2 Duo SP9400(2.4GHz)、グラフィックスはチップセット内蔵のIntel GMA 4500HD、メモリはPC3-8500で容量は2GB(2GB×1、最大4GB)、HDD容量は250GB(5,400rpm SATA 1.8インチ)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ。ネットワーク機能はIntel Wireless WiFi Link 5100AGNによる無線LANと、Bluetooth v2.1+EDR。ほか、主なインタフェースは指紋センサ、DisplayPortとD-Subンによる外部映像出力、USB 2.0/eSATAポートなど。

本体サイズはW337×D241×H21.1~25.9mmで、重量は約1.79kg。バッテリは6セルリチウムイオンで、駆動時間は約6.3時間(オプションのベイ・バッテリ使用で最大約11時間)。OSはWindows Vista Business 32bit正規版ダウングレード(Windows XP Professional 32bit初期導入済)。

「281522J」の主な仕様は、HDD容量が120GB(5,400rpm SATA 1.8インチ)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ 2層対応 ウルトラ・スリム・ドライブとなっている以外は2801A7Jと共通。本体重量は若干軽量な1.77kgとなる。