IBMは、オフィススイートの最新版「Lotus Symphony 1.3」をリリースした。今回のバージョンでは、Microsoft Office 2007で標準のファイルフォーマットとして採用されているOpenXMLを部分的にサポート、Office 2007で作成した文書のインポートが可能になった。ほかにもハイパーリンク機能の強化や印刷速度の改良、表計算機能の操作性向上が実現されているほか、バージョン1.2.1から正式サポートされたMac OS X版の起動速度改善が行われている。

「Lotus Symphony 1.3」(画面はMac OS X版)

Lotus Symphony 1.3は、OpenOffice.orgのソースコードをベースにIBMが改良を加えたオフィススイートで、動作環境はWindows XP/Vista、Mac OS X 10.5、Red Hat Linux、SUSE Linux、Ubuntu。サポートされる言語は日本語を含む28種、言語別に用意されたバイナリパッケージは同社Webサイトから無償ダウンロードできる。