FreeBSDパイプに脆弱性、ntpd(8)とIPv6も

    後藤大地  [2009/06/12]

    FreeBSD - The Power To Serve

    The FreeBSD Projectは10日(協定世界時)、次の3つのセキュリティアドバイザリを公開した。セキュリティ対象になっているすべてのFreeBSDバージョン(6-STABLE、6.3、6.4、7-STABLE、7.1、7.2)が影響を受ける。

    ntpd(8)にスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性が発見され、任意コードの実行やDoS攻撃の危険性が説明されているほか、IPv6スタックの一部のパーミッションチェックの欠如からリンクMTUの変更やインタフェースの無効化が一般ユーザやJailの中にあっても可能であることが報告されている。ただしntpd(8)はデフォルトでは無効になっており、動作していなければ脆弱性の影響は受けない。

    注意したいのはFreeBSD-SA-09:09.pipe。パイプはUNIX系OSではもっとも使われる機能のひとつだが、FreeBSDのパイプ実装に整数オーバーフローがあることが確認されたという。FreeBSDではwrite(2)/read(2)経由で一旦カーネルにデータをコピーするのではなく、仮想メモリマッピングの機能を使って直接プロセス通しが直接データをやりとりするように最適化されている。脆弱性をつかれるとほかのプロセスのページやカーネルのデータにアクセスできる。

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