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通称"コナミコマンド"と呼ばれるコマンドがある。もともとコナミが提供しているゲームによく搭載されている隠しコマンドで、このコマンドを入力することで何らかの効果が現れる。グラディウスというファミコンのゲームで登場したのがもっとも初めのコナミコマンドではないかと言われている。「↑↑↓↓←→←→BA」が基本のコナミコマンドで、入力デバイスに合わせて多少キーが変化したバージョンがある。

コナミコマンドといえばGoogle Readerが隠しコマンドとして実装していることで有名だ。Google Readerの画面で「↑↑↓↓←→←→BA」と入力すると検索フィールドに"Ninja!"と表示され、フィードエリアに忍者が現れる。有名なところではほかにもjQueryのサイトやFacebookのサイトにコナミコマンドが仕込まれている。jQueryでコナミコマンドを実行すると別にページに飛び、Facebookではコマンド入力後にリターンキーを押すと操作するごとに閃光が走るようになる。FacebookのようにWebサイトではコナミコマンドを有効ににするために最後にリターンキーが必要なものも多いようだ。

通常のGoogle Reader

コナミコマンドを実行したあとのGoogle Reader

コナミコマンドに限らず、この手のショートカットキーはWebアプリケーションやWebページにおけるUIとしておもしろい可能性を持っている。こうした連続キーのショートカットをどのように実装するかを、Andrew Tetlaw氏がSitePointにおいてDoes Your Site Have The Konami Code?として取り上げている。コナミコマンドを実現するためのJavaScriptがいくつか紹介されている。紹介されているページは次のとおり。

ショートカットコマンドは作業効率を向上させるひとつの手段として検討できる。コナミコマンドは隠しコマンドやイースターエッグといった位置づけのものだが、ショートカットコマンドの参照実装として価値がある。