ネットアップは4月30日、自社のストレージ上でヴイエムウェアのデスクトップ仮想化環境の導入・運用を効率化するソフトウェア「Rapid Cloning Utility 2.0」の提供を開始したと発表した。同製品はヴイエムウェアの仮想化管理ツール「VMware vCenter」にプラグインするソフトウェアとして無償で提供される。

同製品は、同社のストレージとのヴイエムウェアデスクトップ仮想化ソリューション「VMware View」上で動作するOS、アプリケーション、データのクローンコピーを連携させて自動化する。

仮想デスクトップ環境では、サーバ側で各クライアント用の仮想デスクトップイメージを持つ必要があるため、クライアントの台数に応じて消費するストレージ容量も増大する。これに対し、ネットアップのストレージ環境においてRapid Cloning Utility 2.0を用いれば、仮想的にデータを複製するネットアップ独自の技術「FlexClone」と連携させて仮想的に1つのイメージを瞬時に複数コピーすることが可能になる。その結果、仮想デスクトップイメージ用のストレージ容量をほとんど用いることがなく、ストレージインフラに対する費用を削減することが実現される。