公然わいせつの疑いで逮捕された草なぎ(弓へんに剪)剛容疑者を「地上デジタル放送推進メーンキャラクター」に起用している総務省は24日、2008年度に作成した、草なぎ容疑者が撮影されているポスターをはがすよう関係者に依頼していることを明らかにした。

総務省では2008年度、草なぎ容疑者が撮影されたポスター5万部、パンフレット40万部、チラシ60万部の計105万部を作成。

だが、総務省地上放送課によると、23日の草なぎ容疑者逮捕を受け、鳩山邦夫総務大臣が「逮捕容疑が事実であれば(草なぎ容疑者の使用されているポスターなどの利用を)差し控える」という趣旨で発言。これを受け同課では、すでに掲示されているポスターをはがすよう関係者に依頼している。

また、同課によると、地デジ推進用に草なぎ容疑者のCMを制作しているデジタル放送推進協会(Dpa)でも、放送を一旦休止することにしたという。

同課では、「地デジ推進は引き続き行っていかなければならいないので、当面は草なぎ容疑者が撮影されていない媒体を使用し、周知広報をしていかざるをえない」と話している。