Ext - A foundation you can build on |
4日(米国時間)にExt Core 3.0 betaが公開されたわけだが、これが従来のExt JSのライセンスであるGPLv3ではなく、MITライセンスのもとで公開された。Ext Coreは次期メジャーリリースとなるExt JS 3.0のサブセット版。実行速度とファイルサイズを最適化したサブセットで、Ext JSでよく使われるユーティリティが含められている。
Ext JSのコアベースライブラリを軽量で高速に動作するものに置き換えることは2008年11月に公開されたロードマップでも取り上げられていた。ライセンスがMITへ変わったのは意外なところだ。Ext JSは当初はExt Licenseのもとで提供されていたが、ユーザに不評ということでExt JS 2.1リリースのタイミングでGPLv3への切り替えを実施していた。
Ext JS 3.0がGPLv3でリリースされることになれば、Ext Core 3.0はMITライセンスでExt JS 3.0はGPLv3といったように違うライセンスということになる。軽量で高速に動作し、従来よりも制限の緩いMITライセンスを採用することでユーザを増やし、より多くのコンポーネントや機能を求めるユーザにはExt JS 3.0を提供するというスタンスのようだ。導入を促すことでユーザを広げたい狙いがあるとみられる。