upflow - realtime Markdown?

Wikiで採用されることが多いテキストフォーマットにMarkdownがある。Markdownはシンプルなフォーマットのマークアップ言語と変換ユーティリティのことで、Markdown形式で入力したものをHTMLに変換されて使うことが多い。Markdown形式を意識していなくてもWikiを使っている場合にはMarkdown形式のテキストを書いていることが多い。

マークアップ言語は技術に精通したユーザにとっては便利な方法だ。ワープロやオーサリングツールのようなWYSIWYGアプリケーションは、マークアップ言語を直接扱うユーザにとっては逆に操作が煩雑なツールとして敬遠されることもある。逆に技術にあまり精通していないユーザには、WYSIWYGアプリを使わないで直接マークアップを使うユーザが不可解な存在に見える。

ではその中間は実現できないか、という取り組みがFlowing markdown upstreamで紹介されている。Troels Knak-Nielsen氏が開発したupflowという成果物で、Markdown形式の入力をリアルタイムにプレビューに反映されるという仕組みになっている。Demo of upflowでデモが動作しており、どういったコンセプトのものであるかわかる。コンセプトプループ的な色が強く、改善の余地を残した状態にあるというが取り組みとしてはおもしろい。