日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)とアイ・ビー・エム ビジネスコンサルティング サービスは1月29日、企業のグリーン化を支援するためのコンサルティングサービス「Green Sigma」のショーケースとして、日本IBM箱崎事業所のCO2排出量を可視化すると発表した。

Green Sigmaでは、製造工場やオフィス施設、データセンターなど企業活動に関わる場所におけるエネルギー使用量を可視化することで、エネルギー利用の最適化やコスト削減の実現を目指す。CO2の排出状況は「カーボンマネジメント・ダッシュボード」に表示され、同ダッシュボードを利用することで、設備管理の視点だけでなく、事業活動全体にわたる視点からCO2の排出量を把握することが可能になる。

今回、可視化される項目は以下のとおり。

  • エネルギー総使用量
  • CO2総排出量
  • 部門別エネルギー使用量・CO2排出量、それぞれの推移
  • 部門別1人当たりのエネルギー使用量・CO2排出量、それぞれの推移
  • 部門別1平方メートル当たりのエネルギー使用量・CO2排出量、それぞれの推移
  • 排出量の多い時間帯でのアラート表示、部門で取り組んでいる環境関連プログラムの進捗状況など

上記の内容はビル管理システムからGreen Sigmaに送られて加工された後、カーボンマネジメント・ダッシュボードに一覧表示される。同画面は、2009年3月より日本IBM箱崎事業所1階に設置されたスクリーンに表示される予定。