クリックアシストは8日、同社が運営する読書管理サービス「メディアマーカー」において、ユーザー同士で複数の本を同時に交換できるサービスを開始した。「1冊ずつの交換に比べて本の梱包/発送の作業が軽減できるほか、まとめて送付することで送料を節約できるメリットがある」(同社)としている。

「メディアマーカー」トップページ画面

メディアマーカーは、本やCD、DVDのほかに、ブックマークや独自アイテムなどの情報メディアが一括管理できるWebサイト。ユーザー登録は無料で、タグやカテゴリ、未読/読了など、多彩な分類機能を装備している。

今回同サイトで提供が開始された「多対多の物々交換」サービスは、「読書好きの会員6,200人が集まる当サイトで、読み終えた本や不要になった本をユーザー同士でまとめて交換しようという、新しい試み」(クリックアシスト)。

自身の専用ページに交換可能な本を登録すれば、自動的に物々交換の申込/受付が可能。物々交換を申し込んで相手に承認されると、交換本の選定に移る。

選定作業では、当事者のみが利用できる専用掲示板上で相談しながら、交換する本を決定。「交換本の冊数に制限はなく、双方の合意があれば、同じ冊数でなくても取引は成立する(1冊対複数でも可)」という。送料は、それぞれの発送分をユーザーが負担する仕組みとなっている。

交換本が届いたら、交換相手を評価。物々交換の対象は、書籍のみとなっている。

同社では、「まとめて送付/入手できれば労力対効果もよく、1冊のみの交換では手間などから参加しにくかったユーザーも気軽に利用できる」とし、新サービス活用を呼びかけている。