警視庁は10日、インターネットオークションで児童ポルノDVDを販売したとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供目的所持)の疑いで、茨城県八千代町の33歳公務員男性を現行犯逮捕したことを明らかにした。NHKなどによると、男は高校教師と報道されている。

警視庁によると、男は11月29日、茨城県の自宅居室において、児童のわいせつな姿態を描写した画像データを記録・保存した、DVDレコーダーを所持していた。男はこのデータをDVDにコピーし、ネットオークションで販売していたとみられる。

今回の逮捕は、児童ポルノの「提供目的の所持」を容疑とした現行犯逮捕。だが、提供目的でない単なる所持である「単純所持」についても、これを違法とし、違反した場合は懲役刑も科する児童買春・児童ポルノ禁止法改正案が、自民党から今年6月に国会に提出されている。