バンダイナムコゲームスより、2009年1月22日の発売予定となっているプレイステーション・ポータブル向けアイドルプロデュース『アイドルマスターSP』。今回は、本作の新機能にしてメインテーマとなる「約束」について紹介しよう。

PSP『アイドルマスターSP』は、「パーフェクトサン」「ワンダリングスター」「ミッシングムーン」の3バージョンでリリースされる

765プロ新人プロデューサー心得 上級編
「プロデューサーさん! 約束ですよ、約束!」

■PSP版の新機能「約束システム」とは?
「約束」は、『アイドルマスターSP』のメインテーマ。そして「約束システム」は、そのテーマを語るために用意された新機能である。プロデュースのあちこちで、プレイヤーはさまざまな「約束」をすることになる。

あなたは、アイドルとの約束、守れますか?

このシステムを通じて、アイドルとの絆がより深まる事、間違いなしである。

アイドルとの「約束」。それが『アイドルマスターSP』のメインテーマ

■「プロデューサーの一日」をおさらい
ここで簡単に、"プロデューサー"として行う一日の流れをおさらいしておこう。まず765プロに出勤し、メールをチェック。その後、担当アイドルに挨拶し、レポートを参考にしながら一日のスケジュールを決定する。スケジュールには「レッスン」や「営業」「オーディション」などが含まれ、ある程度自由に組み合わせてスケジューリングすることができる。そして、一日の活動が終わったら、事務所に戻り、アイドルとお別れ。次の週に備える。この一日のさまざまな場面で「約束システム」は登場するのだ。

■メールチェック時の「約束」 その1 - 雑誌記者
朝、雑誌記者や、スタイリストからメールが届いていることがある。メール文面を注意深く読んでみると、

「『来週』の『朝』に取材にうかがいたいと思います!」

取材依頼のメールが着信!

この取材を受けるなら、メールに返信して取材を受ける「約束」をする。そして、「約束」をしたならば、もちろんそれを守らなくてはならない。

メールを返信して、取材記者と「約束」

次の週になったら、朝のスケジュール選択画面をチェック! いつもの「レッスン」や「営業」を入れる前に、ちゃんと「朝」に「取材」の予定を入れておこう。残りの「昼」と「夜」については、別の「約束」がなければ、いつもどおり自由にスケジューリングしてよい。朝は「取材」で昼と夜に「営業」というスケジューリングも可能である。なお、取材の約束は「朝」だけとは限らない。メールをよく読んで、何週目の「朝」なのか、または「夜」なのか、そのあたりもしっかり確認しておこう。

忘れずにスケジュールに取材予定を入れる

スケジュールを決定すると、約束どおり取材記者が事務所にやってくるので、あなたのアイドルを取材してもらう(相手の名前や雑誌の名前は覚えておいたほうが良いかも……?)。うまく応対できると、あなたのアイドルのイメージがUP! オーディションにおいて、さらに高い実力を発揮できるようになろ。

取材にうまく対応できればイメージアップまちがいなし

※雑誌記者との約束を忘れてしまうと……
それでは、「約束」をしたにも関わらず、それを忘れてしまったら……。

「約束」を忘れて、すっかりいつも同様のスケジュールでその日の活動を終え、事務所に戻ると、待っていたのは765プロ事務員の音無小鳥さん。

「プロデューサーさん、今日、記者さんとの取材の約束、忘れてましたね?」

事務所に戻ると、音無小鳥 (cv.滝田樹里)が登場……

小鳥さんによると、代わりに別の記者が雑誌社から派遣されるとのこと。その別の記者とは、ゴシップ記者「悪徳又一」。こんな記者に密着されたら、あれこれと悪い噂を流されてしまい、アイドルのイメージダウンは避けられない。もちろん、オーディションでも不利となり、アイドル活動は大ピンチ……。こうならないためにも、取材記者との「約束」は必ず守るようにしよう。

別の記者が取材に来る?

ゴシップ記者「悪徳又一」に密着されてしまう……

なお、雑誌記者からの取材依頼メールに対して、「約束」の返信メールを出さないこともできる。返信しなければもちろん「約束」したことにはならないので、自由なスケジューリングが可能となる。たとえばランクアップリミットが迫っているなど、取材を受けている時間が無いときは、あえて「約束」しないのもひとつの手である。

■メールチェック時の「約束」 その2 - スタイリスト
朝、スタイリストからメールが届いていることもある。雑誌記者と同様、メール文面を注意深く読み、スタイリストと会うならば、指定された週の指定された時間に必ず「衣装合わせ」のスケジュールを組もう。

スタイリストから「衣装合わせ」のメールが着信

スケジュールを決定すると、「約束」どおりスタイリストと「衣装合わせ」をすることになる(この場合も、相手の名前や会社名は、覚えておいたほうが良いかも……?)。

スタイリストと「約束」どおり「衣装合わせ」

スタイリストは、衣装やアクセサリーなど、新しいアイテムを持ってきてくれる。うまく応対できると、それらを貰うことができるので、アイドルのコーディネートの幅がより一層広がるのだ。

スタイリストから新アイテムをゲット!

"ミスマッチョ"なアイテムに亜美も大喜び

もちろん、雑誌記者と同様、「約束」を忘れてしまうと、手痛いペナルティが待っている。スタイリストの場合は、手持ちのアクセサリーから、壊れそうなものを見つけて持って帰ってしまう。つまり、アクセサリーが1個なくなってしまうのだ。どのアクセサリーがなくなるかはスタイリスト次第。重要なアクセサリーがなくならないように、「約束」したら必ず守るようにしよう。

「約束」を破るとアクセサリーが1個なくなってしまう……

■アイドルとの朝の挨拶時の「約束」
朝、アイドルと挨拶をかわしたときに、アイドルから「お願い」されることがある。

「気になるところがあるので、ボイスレッスンをやりたいんです!」
「そうだなあ、最低でもグッドレッスンは、目指したいですね!」

アイドルから"レッスン"のお願いが!

しかも条件付き……

ここで、担当アイドルのやる気をくんでその通りにする、つまり「約束する」か、それともすでに決めたスケジュールに従うために「約束しない」か。その判断はプレイヤー次第となる。もちろん、「約束」するなら、ちゃんとその通りにスケジュールを組んで、指定された条件をクリアできるよう、がんばらなくてはならない。

「お願い」を受けるか否か、「約束」をするしないはプロデューサー次第

ちなみに、アイドルからの「お願い」はレッスンだけではない。「営業に行きたい!」、あるいは「オーディションに挑みたい!」といった「お願い」をされることもある。そのうえ、「1位で通過したい!」なんて条件が付くこともある。

アイドルとの「約束」を守ると、それぞれレッスンの効果が増えたり、ファンが多く増えたりなど、より良い効果が得られる。アイドルの「お願い」を叶えてあげるのか、あえて自分のプランに従ってもらうのか。プロデュース計画の手腕が、改めて問われるのだ。

「約束」を破ってしまうと……

■レッスン時の「約束」 - セルフレッスン
担当アイドルにレッスンをさせたいが、プロデューサーであるプレイヤーが忙しくて手が回らないなんてことはないだろうか? そんなときは、担当アイドルを信じて、レッスンを任せること、つまり「自習」させることができる。これを「セルフレッスン」と呼ぶ。

ここは亜美を信じてセルフレッスンを開始

セルフレッスンを選んだら、プレイヤーが用事を済ませて、アイドルを迎えにいける日時、つまり、ふたたびゲームをプレイする日時を決めて、アイドルと「約束」する。

迎えに来る日時、つまりプレイ再開の日時を設定

「約束」を済ませたらPSPをスリープモードに

「約束」が済んだら、PSPをスリープモードにする。そして、用事が済んだらPSPのスリープモードを解除。その日時が、「約束」した日時とぴったりなら、アイドルのセルフレッスンもきっと上手くいっているハズである。

「約束」どおりならレッスンの結果もきっとバッチリ

しかし、「約束」を忘れて、しばらく放置したあとに解除したりしたら、アイドルはきっと怒って、レッスンの結果もボロボロになってしまうだろう。

「約束」の時間を忘れると、レッスンの結果もボロボロに……

ちなみに『アイドルマスターSP』では、オーディションもアイドルに任せることができる。これを「セルフオーディション」と呼ぶ。セルフレッスンと同様、アイドルを信じて、迎えにいく日時を「約束」しよう。はたして、プロデューサーの指示なしで、アイドルは無事オーディションに合格できるだろうか……?

オーディションもアイドルに任せることができる

■ゲーム終了時の「約束」
一日のプロデュースが終わったところで、いったんゲームを終了することができる。そこで「ゲーム終了」を選び、事務所から帰宅しようとする際、アイドルがあなたを呼び止めることがある。そして、

帰宅しようとするとアイドルに呼び止められて……

「今、仕事バリバリやりたい気分なの! だから、これぐらいまでには再開して!」

やる気満々の伊織がプロデュース再開の時間を……

と言って、ゲーム、つまりプロデュースの再開の日時をずばり指定してくるのだ。「セルフレッスン」や「セルフオーディション」とはちがい、この場合、日時はアイドルのほうから指定してくる。

ズバリ指定してくる!

ちゃんとその日時までにプロデュースを再開できたら、きっとアイドルのテンションもアップして、より一層仕事に集中してくれるだろう。

もちろん、あなたの選択肢は「YES」しかない!?

■フリープロデュースでの「約束」 - 「二人の約束」
『アイドルマスターSP』には、かつてないストーリーが楽しめる「ストーリープロデュース」と、Xbox 360版に近い遊び方が楽しめる「フリープロデュース」の2通りの遊び方ができる。

「何の目標もなく、ただ1年間プロデュースするのだけでは、イマイチ気合が入らない」。そんな向上心にあふれるプロデューサーのために、「フリープロデュース」では、アイドルとの1週目のプロデュースが終わった夜に、「目標設定」をすることができる。

これはいわば、プレイヤーがアイドルに誓う、「二人の約束」。

1週目の夜に「目標設定」

この目標は、達成するのが非常に容易な「1年間最後までプロデュースする」といったものから、達成するのが大変難しいものまで、12種類が用意されている。

12種類の目標から選択

目標を達成すると、「トロフィー」をゲット。獲得したトロフィーは、前回紹介した「事務所モード」で交換できる「名刺」に明記されるので、どのくらいアイドルとの誓いを果たしてきたのかを、ライバルプロデューサーに見せつけよう。

アイドルと二人三脚で成し遂げる目標。まさに「二人の約束」だ

トロフィーは、どのくらい『アイドルマスターSP』をやりこんだのかを示す、いわば勲章。「目標達成」以外にも、いろいろなトロフィーが用意されているので、やりこみ派のプロデューサー諸君は期待しておきたい。

■黒井社長の挑戦を受けろ! - 黒井社長との「約束」
「ストーリープロデュース」中、担当アイドルが十分に力をつけ、アイドルランクを上げていれば、なんとライバルである961プロの黒井社長からオーディションに招待されることがある。招待といいながら、メールの文面は「ま、ムダだと思うが、恥をさらしたければ来てみたまえ!」と挑発的……。

この挑戦、あなたは受けますか?

朝メールをチェックすると、なんと黒井社長からメールが……

なんとも挑発的な文面のメールである

挑戦を受け、「ライバルオーディション」に参加するなら、961プロ所属のアイドルと同じオーディションに参加することになる。なお、この「ライバルオーディション」は以前説明した「アイドルアルティメイト」とは別の番組、別のオーディションである。

スケジュールで「ライバルオーディション」を選択

ライバルは担当アイドルの一歩先を行く存在。強敵となるのはまちがいない。正面から立ち向かうのか、それともあえて2位を狙って残りの合格枠を確保に行くのか。プロデューサーとしての作戦手腕が問われるところだ。

ライバルオーディションには、もちろんライバルも登場。どうやら貴音は、オーディションの開催時刻が遅れることを怒っているようだ。厳しい人柄がうかがえる?

見事合格できれば、黒井社長がメールの中で言っているように、普段のオーディション以上のファンを獲得できる。しかし、合格できなければ、そのことを聞きつけた悪徳記者に密着されてしまうことも……。

力およばず「不合格」。やはり時期尚早だったか……

黒井社長の挑戦を受けて立つも、あえて冷静に回避するのも、あなたの判断ひとつにかかってくるのだ。なお、黒井社長からのメールは「ストーリープロデュース」のみで、「フリープロデュース」では黒井社長からのメールは届かない。

貴音の冷たい視線が雪歩に突き刺さる! ライバルとの争いはやはり負けるわけにはいかないのだ

気になる「ストーリーモード」の展開は?

PSP『アイドルマスターSP』で気になるのは、やはり「ストーリーモード」の展開。そこで次回は、各アイドルの「ストーリーモード序盤」についてを紹介する予定だ。それぞれのライバルとの間に、どのようなストーリーが展開されるのか? 乞うご期待!

水瀬伊織、四条貴音に出会う! まさに一触即発!?

ゲームタイトル アイドルマスターSP パーフェクトサン
アイドルマスターSP ワンダリングスター
アイドルマスターSP ミッシングムーン
対応機種 プレイステーション・ポータブル
ジャンル アイドルプロデュース
発売予定日 2009年1月22日 (3本同時発売)
価格 各5,040円
CEROレーティング B (12才以上対象)
(C) 窪岡俊之 (C) 2003-2008 NBGI
PROJECT IM@S