新潟県の胎内市教育委員会は11日、インターネット百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」において「胎内市で女子小学生を殺す」という犯行予告があったことを明らかにした。同教委では、警察から連絡があった9日以降、警察と連携し、集団登下校を行うなどの対策を行っている。

胎内市教委によると、ウィキペディアへの書き込みは、「新潟県胎内市で女子小学生を殺してやる。監禁場所など準備万端だ。誰かを誘って誘拐してやる」というもの。

同教委では、9日の警察からの連絡以降、市内にある8つの小学校、4つの中学校に安全を確認するよう指示。授業が始まった10日からは、全ての小学校で集団登下校を行っている。

また中学校でも、単独では帰らないよう対策。警察と連携し、パトロール活動も行っている。

同教委では、「安全な状態と確認できるまで、警察の指示に従い、連携しながら対策を続けていく」と話している。

ネットの匿名性についてはこちらのレポートを参照

【レポート】なぜ捕まるのか? とまらない犯行予告と逮捕劇に見る"ネットは匿名"の誤解