SitePoint - New Articles, Fresh Thinking for Web Developers and Designers

HTML 4.01に準拠したHTMLを作成しているものの、実は何が必要な要素で何を省略してもいいのかよく分かっていないWebデザイナは少なくないかもしれない。そんな方にはSitePointで公開されているA Minimal HTML Documentを紹介したい。最小限は記述しなければいけないHTML 4.01およびXHTML 1.0フォーマットが簡単にまとめられている。説明も簡潔で理解しやすい。

同ドキュメントの執筆者であるKevin Yank氏はまずプロフェッショナルデザインされたサイトですら不完全なHTMLドキュメントが使われていることがあり驚くと切り出してから、現在のHTMLでは空のドキュメントをアップするのですら多くの要素を書く必要があることを説明している。

HTML 3.2時代の最小構成HTMLファイルの例 - A Minimal HTML Documentより抜粋

同氏が紹介している最小構成のHTML 4.01とXHTML 1.0の記載例は次のとおり。ここでは外部ファイルにCSSとJavaScriptを用意してあるものとして記載されている。

HTML 4時代の最小構成HTMLファイルの例 - CSSおよびJavaScriptをリンクすると仮定した場合 - A Minimal HTML Documentより抜粋

上記の例をXHTMLで表現した場合 - A Minimal HTML Documentより抜粋

まず最初にDOCTYPE宣言でどのバージョンのHTMLやXHTMLを使っているかを指定する。これはWebブラウザがレンダリングする際に基本とするバージョンなので正しく指定しておく。次にhtml要素だが、ここで利用する主要言語を指定する。head/meta要素ではエンコーディングを忘れずに指定する。html要素でのlang属性とhead/meta要素ではエンコーディン指定は省略されやすい部分だが、きちんと指定しておく。

説明されている内容な基本的なもので、適切なHTML/XHTML文書を作成する場合には最初のテンプレートとして活用できる内容だ。HTML 4.01やXHTML 1.0の最小記述がよくわかっていないWebデザイナやWebデベロッパは一度A Minimal HTML Documentをチェックしてみるといいだろう。