日本CAはアクセス管理、フェデレーション、アイデンティティ・ライフサイクル管理などを搭載した、統合アイデンティティ/アクセス管理製品群「CA Identity and Access Management r12(以下CA IAM r12)」を発表。その第一弾として、「CA Identity Manager r12」を本日より発売する。

CA IAM r12は、CAが日本市場において初めて投入する包括的なアイデンティティ/アクセス管理ソリューションで、日本では「CA Identity Manager r12」「CA Access Control r12」「CA SiteMinder Web Access Manager r12」の3つが投入される。

「CA Identity Manager r12」は、企業や組織におけるユーザーID管理を効率化し、コスト低減とコンプライアンス対応を支援するアイデンティティ管理ソリューションで、CA IAM r12の中核をなす製品。

基幹システムやデータベース、Webアプリケーションなど、企業システム組織におけるユーザーのアイデンティティ(ID)を、役割や権限に基づいて一元管理する。

今回、ユーザー・プロビジョニング機能の強化(ユーザーの役割に応じたIDの登録/変更/抹消)、セキュリティ機能の強化(IPv6および米国の暗号モジュールのセキュリティ要件に関する規格「FIPS140-2」に準拠)、Web GUIの採用や各機能をタブでグルーピングすることによる操作性の向上、コネクタSDKの強化(Javaでの開発が可能に)、レポート機能の強化、Webサービスへの対応、などの機能強化が行われている。

Windows 2003、Solaris 9/10に対応し、参考価格は1000ユーザーの場合で1200万円。 そして日本においては今後、OSアクセス管理ソリューションの「CA Access Control r12」、Webアクセス管理を行う「CA SiteMinder Web Access Manager r12」などを、2009年の年初より順次発表する予定だという。