ネットレイティングスは26日、ニールセン・オンラインが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の7月のデータを発表した。それによると、7月に公開された映画「崖の上のポニョ」の公式サイトに、これまでのスタジオジブリ作品としては過去最高となる99.5万人がアクセスした。

これに合わせて、スタジオジブリの公式サイトへの訪問者も112.3万人と、前月の約10倍に急増。過去の作品の公開月を見ると、2004年の「ハウルの動く城」が70.1万人、2006年の「ゲド戦記」には44.4万人がアクセスしていた。

「スタジオジブリ」および関連映画サイトの訪問者数推移 (2004年4月~2008年7月、家庭のPCによるアクセス)

訪問者の内訳では、女性が57%、年代別では30代・40代が多くなっている。今年公開された他の作品と比較してみると、「相棒-劇場版-」(訪問者数最多は5月で31.1万人)では男性が多く、年齢は30代以上。「花より男子ファイナル」(7月、57.6万人)では、19歳以下の女性が圧倒的に多かった。

主要映画公式サイト訪問者の性別・年齢別構成比 (家庭のPCによるアクセス)

各作品の興行収入は「相棒」が44億円、「花より…」が約70億円、「ポニョ」は約100億円となっている。同社代表取締役社長兼ニールセン・オンラインチーフアナリストの萩原雅之氏は「劇場での観客動員数と映画公式サイトの訪問者数との間には一定の相関もみられるようです」と述べている。

※「相棒-劇場版-」の興行収入は最新、「花より男子ファイナル「崖の上のポニョ」は8月18日時点のもの