サイバーフロントは、人気育成シミュレーション「プリンセスメーカー」シリーズの最新作を、プレイステーション・ポータブル向けの『プリンセスメーカー5 ポータブル』として、9月25日にリリースする。価格は5,040円。

GAINAXが総力を結集し、「赤井孝美」プロデュースによるプリンセスメーカーの最新作『プリンセスメーカー5 ポータブル』を制作。本作は、名作の呼び声も高い『プリンセスメーカー2』の"育成シミュレーション"要素をさらに掘り下げ、シリーズ最大の登場人物とボリュームで本格シミュレーションとしての「原点回帰」を目指して開発されたタイトルとなっている。キャラクターアニメーションとグラフィックの豊富さは、日本屈指のアニメーション会社であるGAINAXによる制作ならでは。また、最新AIシステムの導入によって、より複雑な「女の子」の成長や心理状態を表現することを実現している。

PSP『プリンセスメーカー5 ポータブル』制作スタッフ
総監督・プロデューサー / 赤井孝美 (代表作:プリンセスメーカーシリーズ、ぷちぷり★ユーシィ)●監督 / ちとせあやの (代表作:星界の戦旗PC版)●キャラクターデザイン / 赤井孝美 (代表作:星界の紋章/戦旗シリーズ)●シナリオ / 犬村小六 (代表作:レヴィアタンの恋人)●音楽 / 梶原正裕 (代表作:プリンセスメーカー、トリガーハート エグゼリ)

なお、開発スタッフの60%が女性という構成になっており、単なる「ギャルゲー」ではなく、より人間味のある「娘」との生活を通して、女性ユーザーの共感をも得られる内容になっているとのことだ。

『プリンセスメーカー5 ポータブル』のゲーム内容

プレイヤーは、父親か母親になるかの選択が可能(呼ばれ方も変化する)。かつて異世界の勇者であった主人公は、現代の世界で生きている。そこへ、異世界から権力闘争に追われた娘を預かって欲しいと従者が現れる。 その娘は、異世界の記憶を失っている。その娘を安全に育て、10歳ぐらいの彼女を8年間で立派な成人にするのがるのがプレイヤーの使命。となる。現実世界での幸せを追求して嫁がせるも良し、「コスプレイヤー」や「声優」の道を選ぶのも良し。混沌とした王国に帰還して、あまたの冒険とロマンの旅に出ることもできる。

PSP『プリンセスメーカー5 ポータブル』ストーリー概要
『プリンセスメーカー5 ポータブル』の舞台は、今、我々が暮らしている世界そのもの。テレビもあれば携帯電話もあり、インターネットだって使える。大きく違うのは、魔物や妖精がいる世界もまた存在しているということ。そんな世界で暮らしているあなたを頼って、天涯孤独の身となってしまった一人の少女がやってくる。その少女は、かつてあなたが仕えていた王国で、たった一人生き残ったプリンセス候補。あなたは少女を預かり、自分の娘として育てる決意をする。そして、プレイヤーと娘の物語が始まる……。

魔界の女王エンド

キューブと結婚エンド

養父と結婚エンド

グラビアアイドルエンド

声優エンド

看護師エンド

お水の花道エンド

コスプレイヤーエンド

「娘」がどのように育つかはプレイヤー次第

「娘」をどのように成長するか? 方針を立てて育てよう

門限や、勉強と遊びのバランス、礼儀作法など、プレイヤーは「娘」をどんな方針で育てていくかを決めなければならない。「娘」は毎月設定する「教育方針」によって行動することになる。門限が遅いと夜遊びをするかもしれないが、社交的になれるかもしれない。あまり遊ばせすぎると勉強がおろそかになったりもする。スパルタ主義か、それとも放任主義か。あなたの方針が娘の将来を左右する。

平日、「娘」は学校へ行く。学校での予定は決められているが、放課後をどう過ごすかは、親であるあなたが決めなければならない。習い事をすると、いろいろな能力をアップできるが、当然お金も必要となる。アルバイトでお金を稼ぎながら、能力を上げることもできるが、習い事やアルバイトの種類によっては、上がるだけでなく下がってしまう能力があったり、ストレスの原因になったりもするので、注意が必要となる。

やはり親娘は会話が大事

部活動で能力アップ

教育方針やスケジュール管理が「娘」の成長を大きく左右する

MOE(Motion Of Emotion)システムで「娘」の状態を把握する

「娘」の部屋で示される"チビキャラ"は、「娘」の能力や性格、体調、興味に反映した動きをする。体調が悪いときはベッドで寝ていたり、ストレスが溜まるとため息をつくことが多くなったりする。ときにはぬいぐるみに当り散らすことも……。"チビキャラ"がコロコロと動く様子は、見ているだけでも可愛らしいものである。

これが、MOEシステムと名づけられた新しいAIシステム。「性格パラメータ」や「思春期」の概念を搭載することで、おてんばになったり、反抗的になったりと、より「娘」が人間的に表現される

豊富な着替え服も重要なポイント

「娘」と会話をするとき、画面に「娘」のグラフィックが大きく示される。その際に「娘」が着ている服を、着替えさせることができる。TPOに合わせた服を着せることで、体調を崩すこともなくなるし、デートのときなどは、相手からの評価が変わることもある。なお、ゲームを進めていくことで入手できる服の種類は増えていく。

洋服ダンスから着替える服を選ぶ

メイド服(左)やゆめみる妖精(右)などバリエーションも豊富

また、着替え用の服は、通常の衣装のほかに、「新世紀エヴァンゲリオン」や「天元突破グレンラガン」など、GAINAXならではの服も収録されている。

天元突破グレンラガン

新世紀エヴァンゲリオン

シモン

ニア

ヨーコ

綾波

アスカ

「娘」の表情の変化に注目せよ

「娘」が成長するにつれ、体型も変化していく。また、表情でも「娘」の変化を伺い知ることができるので、日々の変化を見逃さないよう、「娘」から目を離さず、しっかりチェックしておこう。

普通

おてんば

ネクラ

生意気

反抗的

体調不良

「娘」は成長とともに容姿が大きく変化していく。身長の変化だけでなく、年頃になれば胸が大きくなるなどの体型的な変化も起こるのだ。

小学生

中学生

高校生

豊富な登場人物やイベントの数々にも注目

キューブ

「現代」を舞台とすることと、「プリンセスメーカー」のファンタジー的な部分という双方の世界観を表現するために、より細かなパラメータとそれを取り巻くたくさんのキャラクターが用意されている。8年間という歳月、そしてより複雑な人間関係が、約100人近いというシリーズ最大の登場人物によってで織りなされていく。友情を育んだり、恋のライバル関係であったり、異世界の住人であったり……。また前作をプレイしたことがある人には懐かしい顔ぶれも登場する。現代、異世界を合わせたイベントやエンディング数も豊富に用意されており、総プレイ時間はシリーズ過去最高となる大作に仕上がっているのだ。

PSP『プリンセスメーカー5 ポータブル』主要キャスト
娘 / 佐藤利奈●キューブ / 岡村明美●今川エミリ / 松岡由貴●小早川みちる / 小暮英麻●黒田仁 / 伊丸岡篤●榊原博子 / 今井麻美●アシェット・ジェノワーズ / 沢城みゆき●細川美穂 / 浅野るり●朝倉ケンイチ / 成瀬誠 ほか

■バカンス画像

オーストラリア

ハワイ

沖縄

四国

京都

東北

シリーズで好評だった異世界での武者修行が復活!

「娘」があるイベントを境に、生まれ故郷の異世界を旅することも可能となる。異世界の旅では、簡単なロールプレイングのような戦闘が発生し、パラメーターとエンディングに影響を与えることも……。

ゲームタイトル プリンセスメーカー5 ポータブル
対応機種 プレイステーション・ポータブル
ジャンル 育成シミュレーション
発売予定日 2008年9月25日
価格 5,040円
CEROレーティング C (15才以上対象)

なお、『プリンセスメーカー5 ポータブル』に前作『プリンセスメーカー4 ポータブル』をセットにし、赤井孝美、天広直人、両氏の描いたイラストをまとめたブックレット「ポータブル画集(仮称)」(20ページ予定)が特典として同梱される『プリンセスメーカー PSP Pack (限定版)」(価格:7,140円)もラインナップされている。

(C) GAINAX (C) CYBERFRONT