アニコム損害保険はこのほど、単身世帯と2人以上世帯の飼い犬に関するモニター調査を実施した。調査によると、洋品やシャンプーなど愛犬の身の回りにかける年間費用が、2人以上世帯より単身世帯の方が多いという結果となった。

犬にかける年間費用では、単身世帯が2人以上世帯より19,269円多い16万559円。フードや日用品についてはいずれも大きな差はなかったが、洋品は単身世帯の方が2人以上世帯より2,352円、シャンプーは11,217円も高かった。同社は「単身世帯の犬の飼い主は金銭的にも時間的にも余裕があり、1対1のかけがえのないパートナーとして愛犬と接している様子が伺える結果となっている」と分析している。

また飼育しているペットのNO.1はやはり「犬」。2位の「猫」は大きく水をあけられた格好となった。単身世帯と2人以上世帯で比較すると、いずれも犬が1位。ただし単身世帯では2人以上世帯に比べて犬の占める割合が約2割減少。その代わりに猫、うさぎ、フェレットの割合が増加している。同社は「犬の飼育には、他のペットよりも散歩やお手入れの手間がかかることが、単身世帯で犬の占める割合が減少する要因のひとつと推察されます」と話している。