日本ヒューレット・パッカードは30日、機能テストツールの新版「HP Quick Test Professional 9.5」の販売を6月2日より開始すると発表した。HP Quick Test Professionalは、Windows環境で動作するアプリケーションに対してテストスクリプトを生成し、ブラックボックステストを自動実行するソフトウェア。旧マーキュリー・インタラクティブの製品として販売されていた「WinRunner」の後継製品という位置づけにある。

新版の主な変更点は以下のとおり。

  • チェックポイント(実行内容が正しいかどうかを確認するために開発者が設定するポイント)の再利用が可能に
  • メンテナンス実行モードを追加
  • テストスクリプトに関する情報(構造、追加可能な関数の候補等)を一覧表示する3種類のペインを追加
  • 機能テストのベストプラクティスを表示するプロセスガイダンス機能を搭載

メンテナンス実行モードを使用することで、改修したアプリケーションに対して旧来のテストスクリプトを再利用する際に修正手順が対話的に表示されるなど、テスト作業の効率化に主眼を置いている点が大きな特徴。販売価格は134万4000円~。