「SH906i」(シャープ製)

NTTドコモは27日、FOMA携帯電話の新製品「SH906i」(シャープ製)を発表した。2軸回転型ヒンジを採用した折りたたみ型の携帯電話。タッチ操作に対応した約3.0インチフルワイドVGA液晶を搭載したほか、有効520万画素カメラを搭載した。6月3日より販売を開始する。

液晶ディスプレイは全面がタッチパネルになっており、ヒンジを回転させて横画面の「ビューアスタイル」にすることで、タッチパネルのみでワンセグ/フルブラウザ/データBOX/カメラ/マンガ・ブックリーダーなどを操作できる。指先をスライドさせる操作で、ワンセグの音量やカメラのズームなどを調整できる。タッチパネルはバイブレーター機能を搭載しており、入力に合わせて振動する。

「ビューアスタイル」時のインタフェース

通常の縦画面時の操作では、十字キーの決定ボタン部分に光学式センサーを搭載したタッチパッド式インタフェース「光TOUCH CRUISER」を利用することで、ポインタや画面スクロールなどの操作が行える。

新たに搭載したタッチパッド式インタフェース「光TOUCH CRUISER」

画面上にポインタが現れ、PCライクな操作が可能

正面

背面

左側面

右側面

3.0インチフルワイドディスプレイは、シャープの液晶テレビ「AQUOS」で培った高画質技術を採用し、約1,677万色の色再現力を実現した「NewモバイルASV液晶」を搭載する。液晶コントラスト比は最大2,000:1を実現した。液晶ディスプレイの表示内容を見られたくないときの覗き見を防止する「新ベールビュー」機能を搭載する。

覗き見を防止する「新ベールビュー」。パターンにはドコモダケを選択した

microSDHCカードに対応しており、ワンセグ放送の長時間録画が可能。8GBのmicroSDHCカードを使用すれば、約42時間40分録画できる。ワンセグアンテナは本体内蔵型。

静止画6軸手ブレ&被写体ブレの自動補正、顔検出オートフォーカスに対応した有効520万画素カメラを搭載し、広角29mmのワイドな画角での撮影が可能。静止画・動画撮影ともに「ビューアスタイル」のタッチ操作に対応し、サイズ変更やシーン変更が可能で、撮影画面ではタッチした部分にピントを合わせる操作もできる。

Bluetooth通信機能を搭載し、音楽やワンセグ視聴をワイヤレスで楽しめるほか、ワイヤレスキーボード(別売り)での文字入力も可能。そのほか、高速赤外線通信のIrSimple/IrSS、GPSに対応する。

別売りのワイヤレスキーボードを使用すればメール作成も快適に行える。デモ会場では、アイ・オー・データ製の携帯電話用Bluetoothワイヤレスキーボード「CPKB/BT」が展示されていた

寸法 112×49×18.6mm
質量 約135g
連続待受時間(静止時) 約565時間
GSM連続待受時間(静止時) 約290時間
連続通話時間(3G/GSM) 約215分/約195分
連続テレビ電話時間 約100分
連続音楽再生最長時間 約16.5時間(WMA形式)
メインディスプレイ 約3.0インチフルワイドVGA(480×854ドット)NewモバイルASV液晶(16,777,216色)
サブディスプレイ -
外部メモリー microSD(最大2GB)/microSDHC(最大8GB)
外側カメラ 有効 520万画素CMOSカメラ(オートフォーカス対応)
内側カメラ -
Blue/White/Black/Pink