日本IBMは、中堅中小企業向けの高度なセキュリティー・ソリューション「IBM X-Force Office Guard Pack Express (IBM エックスフォース・オフィス・ガードパック・エクスプレス)」を発表した。

昨今、インターネットを介した企業のWebサイトへの攻撃が深刻化し、ウィルス対策ソフトウェアや、正当なアクセス権限をチェックするファイアーウォールだけでは防げない攻撃も増えている。これらの攻撃を防ぐためには、一般的にIPS (不正侵入防御システム)と呼ばれる、通信の内容まで確認し不正侵入を防御する仕組みが必要だとされているが、情報システムの専門要員が多くない中堅中小企業においては運用管理の負担が大きく、IPS導入の障壁となっている。

「IBM X-Force Office Guard Pack Express」は、高度なセキュリティ機能を搭載した専用機器のレンタルと、IBMのセキュリティ専門家による遠隔からの24時間運用・監視を組み合わせたソリューション。使用料金は月額4万6,800円からとなる。

セキュリティ機能を搭載した専用機器

低価格ながら高度なセキュリティであるIPSの機能を持つとともに、IBMが遠隔地から機器を運用・管理するため運用管理の負担が少ない。さらに、IBMが全世界の7か所に拠点を持つセキュリティー・オペレーション・センター(SOC)が、世界規模で蓄積された最新情報とノウハウを活用して監視と必要に応じた適切な対処を行うなど、同社では中堅中小企業にとって最適のセキュリティソリューションであるとしている。

セキュリティー・オペレーション・センター