NECは16日、消費電力が待機時で126Wと従来比で最大40%低減したデータセンター向け2Wayラックサーバ「Express5800/i120Ra-e1」を発売した。価格は20万9,000円から、出荷開始は30日を予定している。

「Express5800/i120Ra-e1

なお、26日および27日に開催する「NEC Express5800 Tech Festa!'08」で新製品を展示する予定だ。

新製品はデータセンター市場での上位ホスティングメニューやASPサービス提供向けで、CPUには、クアッドコアXeon低電圧版 L5410またはデュアルコアXeon低電圧版 L5240を搭載、低消費電力のチップセットおよびSDRAM DIMMメモリの採用、FANの回転数・設置数の最適化やCPU周波数の常時制御などにより、従来比で最大40%の省電力化を実現したという。

また、保守管理のユーザビリティを向上させるため、従来比で奥行きを約19%小型化、重量で約33%軽量化した。さらに、サーバを簡単に取り外し可能なワンタッチレールを設置し、サーバ管理番号などの貼付が可能なスライドタグを前面に標準搭載した。

そのほか、リモート管理機能を標準搭載。ブラウザ経由でリモート操作可能なサーバ管理チップ「EXPRESSSCOPEエンジン」を搭載し、遠隔地からの電源ON/OFF、HDDなどサーバ障害時の監視/通報、遠隔地の管理用PCでのサーバのコンソール画面表示、管理PCのFDDやCD/DVD-ROMドライブを仮想的にサーバドライブとして使用することが可能であり、運用者はサーバ室以外からもサーバ室と同等の作業ができる。なお、リモート管理機能はサーバOSの種類や稼動状態とは無関係で利用可能だ。