アイキャストとNTTぷらら、"日本初"の地上デジタル放送「IP再送信」開始

  [2008/05/09]

アイキャストとNTTぷららは9日、日本初の地上デジタル放送のIP再送信を開始した。IP再送信は専用のIP網によって、ほぼリアルタイムで放送と同内容の映像・音声を配信する通信サービス。両社が提供する映像配信サービス「ひかりTV」ユーザーで、NTTの次世代ネットワーク(NGN)の商用サービス「フレッツ 光ネクスト」の回線契約者が対象となる。

IP再送信は専用のIP網を用いて放送に類似した通信サービスを行う「IP放送」の一種。IP放送は従来、アイキャストなどの電気通信役務利用放送事業者によって、ビデオ・オン・デマンド(VOD)や多チャンネル放送の配信が行われてきたが、地上波をほぼリアルタイムで配信するIP再送信はこれまで同意が得られてこなかった。

地上デジタル放送のIP再送信については、2006年10月にNHKや民間放送事業者が参加して再送信の同意申請があった場合に審査する「地上デジタル放送補完再送信審査会」を設立。2007年10月には、審査のためのガイドラインを公表し、電気通信役務利用放送事業者のアイキャストが日本で初めてIP再送信の同意を申請。同年12月に「条件付き適合」の審査結果を得た。

一方、NTTぷららは、今年3月、同社が提供してきた「4thMEDIA」、NTTコミュニケーションズの「OCNシアター」、オン・デマンド・ティー・ビーの「オンデマンドTV」の3つの映像配信サービスを統合し、「ひかりTV」のサービスを開始。同時に、オン・デマンド・ティー・ビーと合併したアイキャストに出資した。さらにインターネット接続サービスにおいては同月末、NTT東日本、NTT西日本が提供を開始したNGNサービス「フレッツ 光ネクスト」への対応を開始した。

アイキャストとNTTぷららが今回提供を開始した地上デジタル放送のIP再送信は、「ひかりTV」と「フレッツ 光ネクスト」双方を契約している東京都内のユーザーが対象。視聴できるチャンネルは、NHK総合・東京、NHK教育・東京、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ、TOKYO MX、放送大学となっている。

IP再送信サービス開始に伴う追加料金は不要で、「ひかりTV」各プランの月額基本料金内で利用できるという。

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