Microsoftは21日 (米国時間)、同社製品を対象とした保守管理ツール「Microsoft Deployment Toolkit (MDT) 2008」を公開した。バイナリパッケージは、正規ライセンスを持つユーザ向けに、同社Webサイト経由で無償提供される。

MDT 2008は、これまでBusiness Desktop Deployment (BDD) 2007という名称で提供されてきたツール。OSやアプリケーションがインストールされたディスクイメージファイルを、ネットワーク経由で複数のクライアントPCにコピーするなど、いわゆるデプロイ作業の自動化を目的としている。サポートされる製品はWindowsやOfficeといったソフトウェアパッケージから、Microsoftが配布する言語パックや更新プログラム、任意のアプリケーションまで幅広い。

今回のリリースでは、19日に一般公開が開始されたWindows Vista SP1をサポート。Windows Server 2008のフルサポートも行われ、管理可能なOSが増加した。Windows XP / Server 2003を対象としたマスストレージドライバのインストールを自動化するスクリプトの追加や、Windows UpdateスクリプトがWindows Server Update Services (WSUS) に対応するなど、カスタマイズ性も向上。付属のドキュメント「Quick Start Guide for System Center Configuration Manager」も更新されている。