米DivXは2月25日 (現地時間)、同社が運営するビデオ共有サービス「Stage6.com」を閉鎖すると発表した。すでにビデオのアップロードの受け付けは終了しており、鑑賞およびダウンロードも米国時間の2月28日に停止される。

Stage6は、DivXユーザーに新たなビデオ利用体験とコンテンツ公開の場を提供する実験的なプロジェクトとして2006年に始まった。高画質なビデオをネット公開できるのが特徴で、そのメリットがネットユーザーに受け入れられ、DivXの予測をはるかに上回るペースで「幅広く認知され、成長した」という。だが急激な伸びはコストの急増につながった。昨年7月にDivXはStage6の分離または売却を検討していることを明らかにしたが、存続の道を見い出せないまま閉鎖に追い込まれた。今後同社はコア事業であるDivXテクノロジのライセンシングに注力する。Stage6の閉鎖、今後の事業展開については、米国時間の3月11日に予定している第4四半期の決算報告でさらなる情報提供を行うという。