英Comodoは、アジア地区における初の海外現地法人として「株式会社コモドジャパン」を設立、2月29日より営業を開始すると発表した。これまでComodoが日本で行ってきた認証業務は新会社がすべて担当することとなる。

Comodoでは、日本法人の設立理由を「日本市場において、近年の個人情報保護法の施行と、それに伴う個人ユーザーの意識向上、日本固有の携帯電話を利用したEコマースの拡大などの要因から情報セキュリティへのニーズが拡大するものと考えたため」としている。

日本法人設立に伴い、日本語版のWebサイトを新設し、オンライン上で、セキュリティニーズが高い企業向けの製品や、個人でも利用できる低料金製品など、国内ニーズに対応した製品の販売を行う。SSL製品の販売のほか、無料のパーソナルファイアウォールなどのセキュリティ製品の提供も予定している。また、販売代理店を活用することで、Comodo 製品の販売促進および日本市場への浸透を図る。今後は製品導入時のインストールサポートや日本市場向け製品の開発など、独自のサービスや製品ラインナップの拡充を行っていくという。

コモドジャパンは、資本金1,000万円で設立され、出資比率はComodo51%、プロックスシステムデザイン49%。なお、初年度の売上目標は1億8,000万円(SSL証明書発行枚数5,000枚)としている。