Appleは15日 (米国時間)、オンライン映画レンタルサービス「iTunes Movie Rentals」の提供を開始した。対応プラットフォームは、iTunes 7.6が動作するMacintoshとWindows、動画再生機能を備えたiPod全機種とiPhone、および新しいApple TVソフトウェアをインストールしたApple TV。米国のiTunes Storeでは、同日付でサービスが開始されている。

iTunes Movie Rentalsは、Appleが運営するオンラインショップ「iTunes Store」が取り扱う、映画コンテンツのレンタルサービス。ユーザはiTunesまたはApple TVを使いiTunes Storeに接続、データをローカルにダウンロードして映画を視聴する。データはiTunesを経由して、iPodやiPhoneに転送することも可能。2月末には1,000タイトル以上を提供する計画で、そのうち100本以上は5.1 Dolby Digitalサラウンド音声付きのHD映像になるという。

レンタル価格は、旧作品が1本2.99ドル、新作は3.99ドル。HD版は旧作品が1本3.99ドル、新作は4.99ドルと、1ドル高く設定されている。レンタル期間は最長30日間、一度視聴を開始した作品は24時間でレンタル期限が到来するが、24時間以内であれば回数の制限なく繰り返し視聴できる。

サービスの開始にあたりAppleは、20世紀フォックス、ウォルトディズニースタジオ、ワーナーブラザーズ、パラマウント、ユニバーサルスタジオ・ホームエンターテインメント、ソニーピクチャーズ、MGM、ライオンズゲート、ニューラインシネマという、米国を代表する映画スタジオと契約を締結している。なお、米国以外でのサービス開始時期は明らかにされていない。

Appleがはじめた映画レンタルサービス「iTunes Movie Rentals」。米国のiTunes Storeでは、2月末までに1,000タイトルの映画が提供される予定