アイシェアは30日、同社の運営するメールサービス「CLUB BBQ」のPC利用会員584名(男性53.8%、女性:46.2%)を対象に、移動通信網を利用したインターネット接続「モバイルインターネット」についての意識調査を実施し結果を発表した。調査結果によると、モバイルインターネットの導入検討率は約5割で、7割は「エリア拡大」や「高速化」よりも低価格化に期待を寄せているという。

現在のモバイルインターネットの利用状況は、イー・モバイル(1.7%)、ウィルコム(5.8%)、NTTドコモ(2.9%)、ソフトバンク(3.4%)、au(3.4%)とその他データ通信ユーザー(0.7%)を合せ18.0%だった。また、利用中のユーザーを含め、47.0%がモバイルインターネットの導入に前向きな意向を示していることがわかったという。

モバイルインターネットの利用率と利用キャリア

インターネットモバイルアクセスに関するサービスの利用意向実態

今後のモバイルインターネット環境において、「価格の安さ」(74.1%)がユーザーが最も期待するポイントとなり、次いで「エリア拡大」(17.6%)、「高速化」(8.2%)に注目が集まった。同社では「速度よりも価格の低廉さに意識が強いことが伺える」と推測するも、「イー・モバイルの速度高速化(7.2Mbps)」への関心は高く、「大きく期待する」(11.1%)と「期待する」(57.1%)を合わせた約7割のユーザーがイー・モバイルの開発領域に期待を示した。このほか29.2%は「追随する他のキャリアに期待する」と回答した。また同社、イー・モバイルが高速・定額サービスを売りにしているといった点も利用意向につながるひとつの要因だとしている

今後のモバイルインターネットに期待する点

イー・モバイルの速度高速化(7.2Mbps)についての関心度

また、外出先でのインターネット利用時に高速だと便利な点は、「ブラウザ(ページ閲覧)」が81.9%、次いで「ファイルダウンロード」が53.7%と過半数を占めた。一方、ブームとなっている「動画」の高速化に対する要求は33.4%と少ないことから、同社では「外出時は仕事利用や限られた情報調査などの利用が多いとされるモバイルインターネットならではの結果」とまとめている。

外出先でのインターネット利用時に回線が「高速の方が良い」と思うものは?