任天堂は28日、東日本電信電話(NTT東日本)および西日本電信電話(NTT西日本)と都内で共同会見を開き、家庭用ゲーム機「Wii」とNTT東西のFTTHサービス「フレッツ光」との接続推進に関する協業を発表した。

写真左から、東日本電信電話代表取締役副社長 古賀哲夫氏、任天堂代表取締役専務営業本部長 波多野信治氏、西日本電信電話代表取締役副社長 井上裕生氏

3社は11月29日午前9時から、共同運営によるコールセンター「Wii×フレッツ接続サポートセンター」を開設する。NTT東西両地域に1拠点ずつ設置し、フレッツ光の加入受付とWiiのインターネット接続に関するサポート業務を展開。回線工事や関連機器のセットアップを請け負うパッケージサービス「簡単! 便利! Wii接続おまかせパック」の提供も開始する。

同パックは、フレッツ光に新規加入、および同時にWiiのインターネット接続も行いたいユーザー向けのサービス。Wiiのインターネット接続に必要な機器(無線LANルータやアクセスポイント)が提供されるほか、自分で設定できない場合は訪問設定を申し込むこともできる。加入申し込みから訪問設定までの初期費用は次のとおり。無線LANアクセスポイント(バッファロー製「Wi-Fi Gamers」)利用時は6,800円(税込)、無線LANルータ(バッファロー製「AirStation WHR-G」)利用時は8,800円となる(料金は12月31日までの申し込み分、それ以降は変更になる場合がある)。コールセンターは土日も受け付けるほか、フレッツ光に加入済みのユーザーでもWii接続に関するサポートを行うとのことだ。

「Wii×フレッツ接続サポートセンター」の概要。受け付け番号は、0570-011275、IP電話やPHSからは03-3406-0210(東日本)/06-4802-0210(西日本)。土日も受け付ける

「簡単! 便利! Wii接続おまかせパック」では、無線LANルータやアクセスポイントのほか、1,000Wiiポイントがもらえる。訪問設定を選ばない場合は、さらに1,000ポイント追加される

Wiiのインターネット接続イメージ

「簡単! 便利! Wii接続おまかせパック」で提供される無線LANルータやアクセスポイント

3社協業の狙いについて、任天堂代表取締役専務営業本部長 波多野信治氏は、Wiiのインターネット接続率の向上を挙げる。Wiiユーザーの現在のネット接続率を約40%(全世界で)と説明、ブロードバンド普及率が50%を超える状況なら接続率のさらなる向上を望めるとした。同社は、「Wiiチャンネル」を通じたショッピングサービスを提供しており、往年のゲームタイトルをダウンロードして遊べる「バーチャルコンソール」は約35億円を売り上げている。2008年3月からは、Wii専用ソフト「Wiiウェア」のダウンロード販売の開始も控えていることから、NTT東西との協業を通じてWiiのネット接続を推進し、ネットユーザーの裾野を広げたい狙いだ。

NTTは2010年に光回線加入者数2,000万人を目標としているが、「パソコン(を利用したサービス)だけでは2,000万人は達成できない。ノンPCユーザーを取り込んでいきたい」(NTT東日本代表取締役副社長 古賀哲夫氏)と、任天堂との協業の狙いを語った。フレッツ光の月間加入件数は東西合わせて約20万件、1カ月で約30万台を販売するWiiの勢いを光回線の加入促進につなげたい考えだ。