ヒビノは、SHUREのイヤフォン「SE530PTH」を発表した。発売は11月9日を予定しており、価格はオープンプライス。市場価格は6万5,000円前後と予想される。

SEシリーズは、Eシリーズと同等の遮音性能を持ちながら、なおかつ一般ユーザーの長時間のリスニングを前提とした装着感のアップが図られているイヤフォン。SE530は、バランスドアーマチュア型のドライバを高域用×1基/中低域用×2基を装備しており、低域の量感をアップする「チューンド・ベースポート」も搭載した最上級モデルで、推定市場価格は6万円前後、今年7月に発売されている。

今回発表されたSE530PTHは、SE530に「Push-To-Hearコントローラ」を付属したモデル。同社のイヤフォンは、非常に高い遮音性を持っているため、装着したままだと公共交通機関の車内アナウンスなどを聞き逃してしまう可能性が高い。Push-To-Hearは、イヤフォンのケーブルと再生機器との間に接続するアダプタで、イヤフォンのケーブルと接続するコネクタ部分に高感度のマイクが搭載されており、SE530を装着したままで、外部の音を聞くことが可能になる。

「SE530」に「Push-To-Hearコントローラ」をプラスした「SE530PTH」

接続イメージ。「Push-To-Hearコントローラ」は、イヤフォンのケーブルと再生機器との間に接続

外部の音を聞くか、音楽を聴くかの切替えは、Push-To-Hearコントローラ部分にあるスライドスイッチで選択する。外部の音を聞いている際にはコントローラ部分に搭載されたLEDが点灯する。なお、Push-To-Hearは、単4電池1本で動作する。Push-To-Hearコントローラ付属モデルと、標準モデルとの価格差は5,000円程度ということになるが、アウトドアでのリスニング機会の多いユーザーには、Push-To-Hearコントローラ付属モデルSE530PTHのほうが、安心だといえるだろう。