MySpaceとSkypeは米国時間の10月17日、コミュニケーションサービスでの提携を発表した。11月に両社のサービスを結ぶ「MySpaceIM with Skype」の提供を開始するという。MySpaceはアクティブユーザーが月1億1000万を超える。一方、Skypeは登録ユーザー数が約2億2000万。それぞれに人気の高いオンラインコミュニケーション・プラットフォームが融合することで、「音声でコミュニケーションできる世界最大規模のオンライン・コミュニティになる」という。なお今回の提携に伴う金額的な合意内容については明らかにされていない。

MySpaceIM with Skypeは、MySpaceのIM(インスタントメッセージング)クライアントにSkypeの音声通信機能を統合したコミュニケーションソフトになる。MySpace IMのインストールユーザーは2500万にとどまるが、「成長率ではIMプラットフォームでトップ」だという。MySpaceIM with Skypeでは、MySpaceユーザーおよびSkypeユーザーに対してSkypeの無料オンライン通話サービスを利用できる。また通話サービスのSkypeOut/ SkypeIn、ボイスメール、コールフォワードなどSkypeの有料サービスをMySpaceネットワークからオプションとして選択できるようになる。ほかにもMySpaceユーザーとSkypeユーザーのIM交換に対応。MySpaceユーザーがプロフィール、写真、アバターなどを、自身のSkypeアカウントにリンクさせることも可能になる。プロフィールの取り扱いについては、両社のプライバシー規則に従っており、たとえばMySpaceプロフィールが"プライベート"に設定されている場合ではフレンドリスト以外からのSype通話が拒否される。

MySpaceIM with Skypeは、MySpaceがローカライズされている20カ国で提供される予定だが、MySpaceプロフィールに関しては日本、中国、台湾が対象外となっている。