富士通は11日、IT全般統制のセキュリティ対策要件を見える化し、セキュリティの専門家が継続的にサポートするサービス「セキュリティ最適化サービス」の提供を開始することを発表した。同サービスは、企業の事業継続やセキュリティ対策を支援するソリューション「SafetyRing」に組み込まれ、セキュリティ統制を強化するための新メニューとして提供されることになる。

セキュリティ最適化サービスは、リスク分析・可視化による「企画・要件定義サービス」、システムの設計・構築を行う「設計・構築サービス」、24時間365日の監視・継続的な改善提案などを行う「運用サービス」で構成されており、ライフサイクル全般にわたるセキュリティ対策サポートを提供する。各顧客に対して専任窓口を担うセキュリティマネジャーが割り振られるため、全工程で一環したサービスを受けることが可能という特徴がある。

同サービスでは、「認証・ID管理」「証跡管理」「DBアクセス」「インターネットセキュリティ」「PCセキュリティ」「フィジカルセキュリティ」の6分野を強化対策モデルとして指定している。認証方式やログ管理、インターネット環境などを重点的に見直したうえで、それぞれの分野における効果を見える化するという。

セキュリティ最適化サービスの販売価格は100万円から。提供は同日より開始される。販売目標は、安心安全ソリューション「SafetyRing」全体で、2006年度から2008年度までの3年間で2900億円に設定されている。