ブラザー工業は、同社のインクジェット複合機「マイミーオ」シリーズのラインナップを一新。業界で初めて無線LANとデジタル子機とを両方搭載する機種を含む6製品を発表。インクカートリッジや写真光沢紙などインクジェット複合機用の純正消耗品の新ブランド「イノベラ」も併せて発表された。

また「マイミーオ」のイメージキャラクターにはキャスター、タレント、女優として活躍する小林麻央を起用。スペシャルサイト「麻央のお部屋MyMio」をオープンし、日記の公開や壁紙/スクリーンセーバーなどの配布を行っている。

「MFC-870CDN/CDWN」「MFC-880 CDN/ CDWN」

従来は、無線LANとデジタル子機とが同じ2.4GHz帯を使用するために生じていた電波干渉を低減させることによって、「無線LAN」と「デジタル子機」の両搭載モデルを実現。「MFC-870CDN」「MFC-880CDN」が子機1台、「MFC-870CDWN」「MFC-880CDWN」は子機2台を備え、それぞれ無線LAN機能を搭載している。

MFC-870CDN

MFC-880 CDN

プリンタ/コピー/スキャナ/FAXといった基本機能の他、PCの画面上から印刷することなくアプリケーションから直接FAX送信が可能となる「PCファックス」機能、4.2インチワイドビュー液晶を採用。最上位モデルとなるMFC-880CDN/CDWNは、FAX送信時一度に10枚までの原稿を自動的に送るADF(自動原稿送り装置)を備え、通信速度が33600bpsまで対応している。

店頭想定価格は、MFC-870CDNが40,000円前後、 MFC-870CDWNが47,000円前後で、10月16日より発売される。またMFC-880CDNが45,000円前後、MFC-880CDWNが52,000円前後11月中旬より発売される。

「MFC-650CD/CDW」

「MFC-650CD/CDW」は、ホームユースをメインターゲットにした複合機で、3.3インチのワイドビュー液晶とデジタル子機を搭載。液晶画面では写真を表示させ、赤目補正や人肌の色味の調節を行える「画像補正」機能も搭載し、ワンタッチ操作で手軽に仕上がりを調整できる。電話機能として盗聴防止機能やトリプル通話機能を備え、子機は最大で合計4台まで増設可能。10月16日からの発売で店頭想定価格30,000円前後になる。

MFC-650CD

「MFC-480CN」

デジタル子機は付かないが無線LANを搭載する「MFC-480CN」はSOHOなどのスモールオフィスをターゲットにした複合機で、3.3インチワイドビュー液晶を採用。398(W)×370(D)×180(H)mmのコンパクトな筐体は、書斎やSOHO空間にもフィットし、無線LANによるPCとの接続でケーブルを気にすることなく配置できる。プリンタ/コピー/スキャナ/FAXの他、PCファックス、ADFを搭載する。10月3日からの発売で店頭想定価格25,000円前後。

MFC-480CN

「DCP-155C」「DCP-350C」

「DCP-155C」「DCP-350C」は、プリンタ/コピー/スキャナを主体としたシンプルモデル。両モデルともUSBフラッシュメモリ、コンパクトフラッシュ(Type I)、メモリースティックPRO、SD/SDHCメモリカード、xD-Pictureカード、マルチメディアカードに対応。また、メディアカードから直接プリントできる「フォトメディアキャプチャー」にも対応し、PCを介さずプリントできる。10月3日からの発売予定で、DCP-350Cが店頭想定価格15,000円前後、DCP-155Cが13,000円前後となる。

DCP-155C

DCP-350C