日本パンダ保護協会とパンダの保護を目的とするWebサイト「パンダ幼稚園」では、和歌山で暮らす双子の仔パンダ「隆浜」と「秋浜」が中国に旅立つことにともない、現地まで見送りに行く「帰郷見送り隊」をインターネットで募集している。

和歌山の動物園「アドベンチャーワールド」では、かわいい双子のジャイアントパンダのこども「隆浜」(リュウヒン)と「秋浜」(シュウヒン)が暮らしている。隆浜と秋浜は2003年9月8日に同動物園で誕生した双子のパンダで、2頭ともにオスである。同動物園によると、パンダの双子は大変珍しい上に、中国でも飼育が難しいとされている。しかし、お母さんパンダの「梅梅」(メイメイ)は子育て上手で、双子を両手で抱えるように大事に育て上げた。

そしてこのほど、この双子のパンダは中国動物園協会の要請により、将来の繁殖を目的に梅梅の故郷である中国・四川省成都のジャイアントパンダ繁育研究基地へ10月に旅立つことが決まった。

これを受けて、日本パンダ保護協会とパンダの保護を目的とするWebサイト「パンダ幼稚園」(インフォ・クエストが運営)では、双子のパンダを中国四川省成都まで見送りに行く「帰郷見送り隊」を同Webサイトで募集している。応募締切りは10月10日、応募資格は秋浜と隆浜が大好きなこと。見送り隊は、主催者である成都市対外文化交流協会と日本パンダ保護協会による厳正な審査および抽選により決定する。

当選者には、パンダの特性ぬいぐるみや記念カードもプレゼントされる