松下電器産業は、デジタルオーディオプレーヤー「D-snap」シリーズの新モデル「SV-SD950N」と、SDオーディオ対応のHDDコンポ「D-dock」シリーズの新モデル「SC-SX950」を発表した。発売は9月21日を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は、SV-SD950Nが2万5,000円前後、SC-SX950が7万5,000円前後。

Bluetooth搭載で他の機器との連携の幅が広がったD-snap「SV-SD950N」

Bluetooth搭載のHDDコンポ、D-dock「SC-SX950」。D-snapシリーズとの連携も強化されている

D-snapシリーズは、SDメモリーカードをメディアとして使用する、SDオーディオ仕様のデジタルオーディオプレーヤー。SV-SD950Nは、4月に発売されたSV-SD850Nの上位モデル。従来はオプションとなっていたBluetoothを標準搭載した。これにより、Bluetooth対応の携帯電話から、音楽やワンセグ放送の音声を受信して再生したり、同社のカーナビと接続し、D-snapの音楽を再生するといったことも可能になる。もちろん、SV-SD850Nに搭載されていたノイズキャンセリング機能「騒音キラー」や、圧縮音楽の高域補正の「広帯域リ.マスター」なども搭載されている。

SV-SD950NにはPC用の音楽管理ソフト「SD Jukebox Ver.6.8LE」が付属しているが、D-snapをさらに快適に使おうとすると必要になってくるのが、SDオーディオに対応したコンポ。

今回発表されたD-dockの新モデルSC-SX950は「D-snap port」を装備したHDDコンポ。搭載しているHDDの容量は80GB。LPモード(AAC:64kbps)で約2460時間の録音が可能だ。またSV-SD950N同様Bluetoothを搭載しており、SV-SD950Nや携帯電話内の音楽をスピーカーで再生することが可能。さらに、SV-SD950NをSC-SX950のワイヤレスヘッドフォンとして使用することも可能となっている。

また、D-snapを接続した場合、D-dockの電源がオフの状態でも充電ができ、さらに、D-snapで再生していた曲の続きを、D-dockでそのまま再生可能など、D-snapとの連携がさらに強化された。

音質面では、竹素材スピーカーの採用や、D-snapに採用されている広帯域リ.マスターをSDオーディオ以外のソースにも使用可能にした「マルチソース リ.マスター」の搭載などが特徴となっている。