米BEAシステムズは、同社2008年度第2四半期(2007年5-7月期)の実績について発表した。売上高は対前年同期比7%増の3億6,460万ドルで、うちわけはライセンス収入が同9%減の1億2,310万ドル、サービス分野の収入は同19%増の2億4,150万ドルで、営業キャッシュフローは同23%増の6,140万ドルだった。現預金、短期投資、制限のある預金の合計は11億ドル、繰延収益は、前年比15%増の4億790万ドルとなっている。

同社は第2四半期の実績について「今四半期も、AquaLogic製品が事業を牽引しており、AquaLogicはライセンス収入の24%を占めている。AquaLogicとともにBPM(Business Process Management: ビジネスプロセス管理)製品が引き続き成長している。さらに、『AquaLogic Enterprise Repository』が新たに伸びている。この製品は、SOAの領域で重要になってくるだろう。この四半期には、中国、日本、ドイツ、北欧などの地域で好調だった」と評している。

BEAのアルフレッド・チュアング会長兼CEOは「第2四半期は、堅実な基調から脱し、第3四半期に向け、存在感を増している。我々の組織は、この四半期に、新しい販売管理プロセスを迅速に実行する、際立った業務を遂行した。第3四半期には、すでに構築している改善策をさらに続行し、プロセス改良の次の段階へと進み始める」と述べている。同社は、ストックオプションの付与について、社内調査を進めているため、完全なGAAP(Generally Accepted Accounting Principles: 会計基準)、あるいは非GAAPに基づいた決算は開示できないとしている。