The Apache Maven Teamは25日(米国時間)、Apache Maven 1系の最新版となる「Apache Maven 1.1」を公開したことを発表した。Apache MavenはJavaで実装されたプロジェクト管理ツール。サイトの構築からドキュメントの生成、配布物の作成、ソースメトリクスの作成、ソースリポジトリに関するログの作成、ソースコードリファレンスの生成といった各種機能が備わっている。

同チームではApache Maven 1.xを使っているすべてのユーザに対してApache Maven 1.1へのアップグレードを推奨している。なお、同アプリケーションの最新安定版はApache Maven 2.0.7。2系は1系との間にプロジェクトデータの互換性がないため、従来から1.x系を使っている場合は1.1に更新する必要があるが、新たにプロジェクトを作成する場合は2.0.7を使うことが推奨されている。

1.1は1系のメンテナンスリリース。パフォーマンス改善や安定性の向上、依存パッケージの更新などが実施されている。1系は基本的にアップグレードのプランはないため、新しくプロジェクトを作成する場合は2系の最新版を使うようにされたい。