Excelsiorは24日から25日(米国時間)にかけて、次期リリースへ向けた最新ベータ版となる「Excelsior JET 5.0 Beta 2」に関する情報を公開した。Excelsior JETは、Java SE 5.0対応のJavaアプリケーションをネイティブアプリケーションに変換するプロダクト。ネイティブアプリケーションに変換することで、サイズの縮小、アプリケーションの高速化、難読化などを実現できる。

ここでは特に5.0 Beta 2で実施されたパフォーマンス向上に注目したい。4系と比較した場合、新しいループ処理の最適化、浮動小数点処理の最適化、メモリ確保の高速化などが実施されている。4系と5.0 Beta 2でSciMark2ベンチマークを実施した場合、実行速度が1.76倍高速化されている。

ほかにも、5.0 Beta 2ではDownload on-Demand (DoD)と呼ばれるイニシャルダウンロードサイズを軽減する技術が採用されており、Javaアプリケーションの導入を容易にする効果がある。まさにアプリケーションのダイエットといったところだ。