ソニーは、個人が参加して映像を共有するサイト「eyeVio」(アイビオ)を4月27日午前10時より開始すると発表した。

「eyeVio」

eyeVioで提供されるサービスは、大別するとプライベート映像のシェアと、オフィシャル(公式)コンテンツの視聴の2つに分けられる(いずれも無料)。シェアコンテンツはユーザーごとに映像を登録する形を採用しており、ユーザーは自分のプロフィールとなる写真、ブログやGmailのアドレスなども登録できる。ログインすると表れる左側のmypadというエリアには、登録した写真とともによくビデオをシェアする相手のメールアドレスを登録するアドレスブック、自分のアップしたビデオを表示するマイチャンネル、気になる「ビデオ」、「ユーザー」、「チャンネル」などを登録するスクラップブックなどの機能もある。ビデオの公開範囲を設定する「プライベートシェアリング機能」などもあり、ソーシャルネットワーク的な側面もある。

アップロードにおける1ファイルの容量制限は150MB。PC以外にも携帯電話からの視聴・映像アップロードを行える機能「アイビオ・モバイル」、複数の静止画から音楽付き映像を自動生成する「x-Pict Story for アイビオ」、アイビオ以外の外部ブログやSNSへ映像を簡単に貼り付けられる「アイビオ・メディア・プレーヤー」といった機能が用意されている。

公式コンテンツには、インテリアデザイナーのクラウディオ・コルッチ氏によるチャンネル、スペイン料理の巨匠ジョセップ・バラオナ氏の調理シーン映像、マドンナを生徒に持つヨガインストラクターのダンカン・ウォン氏のビジュアルデモなど有名人によるビデオなどがある。

動画再生画面

映像視聴機器については、PC以外の携帯機器との連携も考慮されており、ビデオ再生対応ウォークマンやPSP、iPodなどに映像を取り込んで外部で視聴することもできる。また将来的にはテレビで楽しめるようなサービス開発を進める意向で、その第一歩として今夏にはハイデフに対応させる予定だという。

またeyeVioでは、コンテンツを24時間有人監視しており、著作権違法、有害コンテンツは即時削除(公開停止)する体制を整えているという。コンテンツ用ライセンスとしては、ユーザーが著作権の範囲を定められるクリエイティブ・コモンズを採用している。

対応ブラウザ(ストリーミング視聴)は、Windowsの場合Internet Explorer 6以上、Firefox 1.5以上、Mac OS Xの場合はFirefox 1.5以上、Safari 1.3以上となっている。ダウンロード時のデータ形式はH.264/AVC(Baseline Profile、QVGA、30fps、 768kbps)。アップロード時のデータ形式は、3GPP/3GPP2(3gp / 3g2)、Flash Video(flv)、MPEG(mpeg / mpg)、MPEG-2(vob)、MPEG-4(mp4 / m4v)、QickTime(mov / qt) 、RealPlayer(rm) 、Windows Media Video (avi / wmv)に対応している。対応携帯電話(視聴)はNTT DoCoMoのFOMA、auのCDMA 1X WIN、ソフトバンクモバイルの3G端末。