10月26日、ザ・プリンスパークタワー東京にて、デルとEMCジャパン2社によるプライベートイベント「Tokyo Dell EMC Forum 2017」が開催された。

今年は、「デジタル トランスフォーメーション」、「ITトランスフォーメーション」、「セキュリティ トランスフォーメーション」、「ワークフォース トランスフォーメーション」の4つを軸に、両社の関連企業やパートナー企業による、ブース展示と講演が行われた。

本記事では、数あるブースの中でも異彩を放っていた、ソフトバンク コマース&サービス(以下、ソフトバンクC&S)による「ドローンビジネス」についての展示を紹介する。

ソフトバンクC&Sのブース展示

「空撮」、「災害対策」、「点検・検査」、「土木・測量」の4つのジャンルごとに展示が行われていた

多くの注目を集めたドローン体験会

会場の一角で大きな賑わいを見せるソフトバンクC&Sのブース。保護ネットで囲まれたスペースでは、実際にドローンの操縦を行うことができる体験会が行われていた。

この体験会には、筆者をはじめとする取材スタッフも参加させていただいた。小型のホビー向けドローンを範囲内でホバリング(空中停止)したり、上下左右に移動したり、旋回してみたりと、わずか数分の体験ながら、ドローンの特性を十分に感じられるものだった。

近年のドローンは技術進歩が進み、センサーで高度や位置を測定し、自ら位置を調整するドローンが一般的になっている。筆者のように経験が少ない操縦者でも安定した操縦が可能だ。

ドローン体験会に参加。操作はスマートフォンを用いて行う。操作そのものは非常に簡単なのだが、想像以上に機敏に動くので、限られたスペース内で動かすには注意が必要。感想は、「もっと広いところで、思いっきり飛ばしてみたい」の一言

歓声とため息が入り乱れたドローン抽選会。プライベート用から業務用まで4台のドローンが当選。筆者も含めた取材陣も参加したが、残念ながら全員ハズレ……

昨年から今年にかけてドローンの市場が急速拡大

近年、大きな注目が集まるドローン。現在、主な活用のジャンルとしては、「検査・点検」、「建設・測量」、「災害対策」、「農業」の4つが挙げられる。

ドローンの市場は、去年から今年にかけて急速に発展している。その最大の理由は「ドローンの性能が向上した」こと。具体的には、自動航行や障害物回避などの性能が向上して操作性と安全性が高まったこと、カメラの性能が向上して多彩な画像解析が可能になったこと、などが挙げられる。

たとえば、災害現場での捜索、電波塔の点検など、危険な場所での作業には、相応の安全対策と人手、そして万が一のための保険などが必須だった。もしこれらの作業をドローンに置き換えることができれば、大きなコストダウンが実現できる。

さらに、カメラの性能や感度の向上によって、一回の撮影でより多くの情報が得られることになった。例えば、農場でサーモグラフィ機能を持つカメラで上空から撮影すれば、作物が発する温度から発育の状況や病気の発生について把握することが可能となる。

フォーラム会場にて開催された、ソフトバンクC&S ICT事業本部 MD本部 ハードウェア統括部 統括部長 菅野信義氏によるセッション「ビジネスにドローンを!」 の模様

ドローンをビジネスとするために必要なこと

現状、ドローンの主な役割は、映像や画像のデータを収集することとなっている。つまり、高性能のカメラで高画質の画像や映像を得て、それをどう活かすかがビジネスの鍵となる。

たとえば、測量で用いるのであれば、それに対応したソフトウェアが必要となる。高画質の画像を扱うのならデータ量も相応なものになるので、解析に用いる端末も一定レベルの処理能力が求められる。

超高精度カメラで撮影された1億画素の画像(左)と通常の4Kで撮影された画像(右)。(※画像クリックで拡大)
1億画素で撮影された左側は遠方から撮影された画像でも、道路標識の文字がはっきり読めるほどに鮮明

収集した情報をモバイルワークステーションにて処理・分析。画像の高画質化に伴い、処理する端末にも相応のパワーが必要となる。 高性能の処理能力を持つ端末を提供しているデルとのパートナー関係を結んでいる理由のひとつでもある

加えて、現在の法律ではドローン自体は上空で携帯電話の電波を利用して通信ができないため、ドローンからの映像を遠隔地からリアルタイムで確認するには、映像を転送するための機器が必要となる。

また、ラジコンヘリなど他の無人航空機と比べて操作は簡単だと言っても、人命救助や測量・点検などで、人が入れないような危険な環境を航行するには、やはりそれなりのテクニックが必要だ。

その他、機器のメンテナンスや万が一のための保険など、実際にビジネスとして利用するためには、様々な条件をクリアしなくてはならない。

それらの情報をまとめて提供しているのが、ソフトバンクC&Sが運営するWEBサイト「DroneBank」である。本WEBサイトでは、ドローン本体や周辺機器についての最新情報やドローンビジネスの事例、そして操作を学ぶスクールや万が一のための保険まで、ドローンをビジネスとして利用する際に必要な情報が多数掲載されている。将来的なドローンの活用を検討している方々にとっては、大きな参考になるだろう。

なお、ソフトバンクC&Sでは、今後も様々な場面でセミナーや体験会などを行う予定とのこと。それらの情報についても「DroneBank」に掲載されているので、ぜひチェックしていただきたい。

ドローンには、ホビーから大型機までさまざまな種類があり、その活用法も様々だ。どんなドローンをどのように活用すればいいか分からなくてもOK。少しでもドローンに興味がある人は、まずはDroneBankに相談してみよう

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