近年、防犯や徘徊検知での顔認証システム利用がはじまっている。防犯のほか、入退室、徘徊防止などのセキュリティ活用にむけた導入も進む。今後日本で開催予定の国際的なイベントでも、出入国審査の迅速化をサポートする役割を担うシステムだ。

顔認証システムとは、ネットワークカメラの画像から人物を検知してリアルタイムに人物特定を可能にするシステムだ。FocusWEBが独自に開発した顔認証システムは、認証スピード・セキュリティ・取得出来るデータにおいて高いポテンシャルを有している。

従来の認証はパスワードやICカードを用いた方法であった。しかし、パスワードの漏洩、ICカードの紛失・偽造等のリスクが発生することから、昨今、生体認証技術の必要性が高まっている。

人体のパーツで本人を特定する生体認証システムには、指紋・声紋・網膜など、様々なもので識別する方法がある。そのなかでも、顔認証システムにはほかにはないメリットがある。まず、指紋・静脈・網膜認証と違い、特別な読み取り装置を設置する必要がない。さらに顔認証システムはネットワークカメラを設置するだけで、読み取り装置の設定作業を行う必要がないため、両手がふさがっている状態でも認証することが可能だ。また認証履歴を保存しておけば、不正認証のチェック等もしやすい。

FocusWEBの顔認証システム「FRMASTER」は、他の生体認証システムに比べて低コストであり、手軽で簡単に導入可能なアプライアンス製品である。Linuxベースで独自開発した製品のため、市販のサードパーティ製品との組み合せが必要となるシステムと比べ、セキュリティ面に優れ、動作も軽く安定的な稼働が可能となっている。従来の顔認証システムの導入を行う場合、 ハードウェアの用意や、基本ソフト(OS)・データベース等のサードパーティ製品の購入と、それに伴うインストール費用などが別途必要となる。FRMASTERには必要なソフトウェアが組み込まれており、他社の高額なパッケージ製品と比べて安価なことが特徴だ。

他にもFRMASTERの導入で得られるメリットは多い。ひとつは、顔認証対象者の登録等を行う管理コンソールがWebアプリで提供される点だ。これにより端末個々への管理ソフトのインストールが不要となり、利用者は通常のWebサイトを閲覧するような感覚でWebブラウザから管理画面へアクセス出来る。Webブラウザから管理が出来ることで、利便性が高まるため、PCだけでなくタブレット等から利用出来る利便性の高さが他社製品には無いメリットだ。

FRMASTERの認証精度を高い品質で提供するために、同社はネットワークカメラの設置環境ごとに適した設定や調整のノウハウを持っており、技術支援サービスも提供している。顔認証システムは、ネットワークカメラを設置する環境に応じて精度が大きく変わる。例えば、窓の付近であれば、時間帯により逆光等の理由で認識率が低下してしまうなど、ネットワークカメラ側の設定調整は重要なポイントだ。

また入退室管理等の用途であれば、ネットワークカメラの目の前に立って認証を行うよう促すことは容易だが、徘徊検知や防犯の等ではそうはいかない。同社の強みとして、認証対象が動いていても、ウォークスルー機能により高速かつ高精度な検知を実現する。認証対象をネットワークカメラの前で立ち止まらせる事なく、通過している状態での検知が可能だ。

既存システムとの連携も可能だ。取得データをホワイトリスト・ブラックリストに登録することで、ドアの開錠といった判断をさせることが出来る。実際に、医療施設でナースコールやメール連携、警報機への通知等の導入実績がある。

FRMASTERはナースコールなどの既存システムとの連携が行え、医療機関でも活用されている

前編では、FocusWEBが提供する顔認証アプライアンスFRMASTERの優位性について説明した。後編では、FRMASTERの導入事例や保守サポート体制について紹介する。

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