データベース暗号化とWebセキュリティの専門企業であるペンタセキュリティシステムズ(以下ペンタセキュリティ)は1月31日、コネクティッドカー向けソフトウェアを扱うスタートアップ企業であるポップコーンザーとパートナーシップを結んだことを発表。また1月18日から3日間、「第10回 オートモーティブ ワールド」で展示ブースを共同運営していたことを明らかにした。

ポップコーンザーは2015年の1月に設立され、世界初となるパブリッククラウドSaaSベースのAUTOSAR (AUTomotive Open System Architecture、オートザー)ツールの標準技術を保有している。AUTOSARは自動車内部でソフトフェアが占める比率が近年高まっていることを背景につくられた、自動車業界共通の標準ソフトウェアアーキテクチャ。トヨタ、BMW、GM、フォルクスワーゲンといったグローバル展開を行う自動車企業が使用するソフトフェアプラットフォームとして、自動車分野では事実上のデファクト・スタンダードとなっているという。

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今回のポップコーンザーとのパートナーシップを通じて、ペンタセキュリティのコネクティッドカー・セキュリティソリューションであるAutocrypt(アウトクリプト)は、自動車通信プロトコルに最適化されたファイアウォール(AutoCrypt AFW)をはじめ、自動車内部のセキュリティソリューションにAUTOSAR規格を反映できるようになったとのこと。また「第10回 オートモーティブ ワールド」においてペンタセキュリティとポップコーンザーは、共同での展示ブース運営も行っている。ペンタセキュリティはこの展示会を通じて、AUTOSAR開発ツールが適用されたAutocryptソリューションを、Linux基盤のAdaptive AUTOSARで実現し、日本で初めて紹介。展示会を訪れた人々から良い反応を得たとしている。

ペンタセキュリティのCTOであるDSKim氏によると、ペンタセキュリティは約20年前にITベンチャー企業としてはじまった経緯があるため、企業規模に関わらず優秀な技術を保有しているスタートアップやベンチャー企業とのパートナーシップを常に検討しているという。ポップコーンザーについては「数千円のAUTOSAR開発ツールをSaaSとして使用可能なソリューションを提供するポップコーンザーの企業信念は、情報セキュリティを一つの文化としていきたいペンタセキュリティの方針と非常に似ている面が多い」と評価。また今後への意気込みとして「コネクティッドカー時代が到来した際には、世界中の誰もがAutocryptにより安全な自動車を利用して生活できるように製品開発に向けさらに努力していくつもりだ」と語った。

(マイナビニュース広告企画 : 提供 ペンタセキュリティシステムズ)

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