ペンタセキュリティシステムズ(ペンタセキュリティ)は11月8日、同社のWebハッキング遮断サービスであるCloudbric(クラウドブリック)において、Let’s Encryptとの連携を通じて無料SSL認証書サービスの提供を開始したと明らかにした。

Let’s EncryptはMozilla、Cisco、Akamai、IdenTrustなどのグローバルIT企業により結成されたInternet Security Research Group (インターネット・セキュリティ・リサーチ・グループ)のLet’s Encrypt Project(レッツ・エンクリプト・プロジェクト)を通じて提供されているオープンソースのサービス。全てのWebサイトに暗号化通信を簡単に適用するというコンセプトに基づき、煩わしいドメイン認証作業やSSL導入に際しての金額面の負担を減らし、HTTPSプロトコルを使用して安全にWebを利用することを可能とするとしている。

Let’s EncryptによりSSL認証書の発行及び導入は以前に比べて容易になったが、Webサーバそれぞれの設置環境に合ったソフトウェアをダウンロードしてコマンドを入力するなどの手続きが必要なため、専門家以外にとっては設置上の障壁が存在していた。そこで今回、ペンタセキュリティはWebハッキング遮断サービスCloudbricをLet’s Encryptと連携することで、活用までの工数を削減し、利用者がより容易に無料SSL認証書を導入できるようサービスを開始した。

CloudbricはITに関する知識がない利用者にも簡単に利用できるクラウド基盤のWebハッキング遮断サービスであり、WebアプリケーションファイアウォールおよびDDoS攻撃の防御機能を提供してきた。今回Let’s Encryptと連携することで、複雑なソフトウェアの設置手続きを省略し、 Cloudbricに利用者がドメイン情報とDNS情報を登録するだけで、無料SSL認証書をWebサイトに導入することが可能となったという。

ペンタセキュリティのCTOであるDSKim氏は「Webサイトの運営者であれば誰でも簡単にセキュリティサービスを利用できるようにするためCloudbricが開発されたのと同じく、Let’s Encryptプロジェクトは誰もが高いセキュリティの提供を受けられるために始まったプロジェクトであるため、趣旨が一致していると考えて連携可能なサービスの提供を企画した」と今回のリリースの背景を述べた。また同氏は続けて「簡単に適用できるというCloudbricの特長を維持しながらも、安全なWebサイト運営に必要なセキュリティサービスを全て提供できるよう、追加でのサービス提供に全力を尽くす予定だ」と今後の展望を語った。

(マイナビニュース広告企画 : 提供 ペンタセキュリティシステムズ)

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