いつもの女子会にて
女子会といえば決まって“恋愛話”で盛り上がるのが世の常である。
社会人になって2年、大学時代の女友達とは頻繁に女子会を開催している。この日もきゃっきゃと盛り上がっていた。彼氏がいる子もいない子も、結局男に必要なのは『経済力』ということに。「そりゃそうだ」と少し冷めている私に、ユミの言葉が耳に残った。
「稼げる男もいいけれど、かしこくおカネを貯められる男が、一番よくない?」
…不覚にもうなずいてしまった。確かに今の時代、若いうちからガッツリ稼げる人は一握りだろう。それなら少ないお給料の中でうまくやりくりできる男を捜したい。そっちの方が信頼もできそうだ。
キリっとした美人のユミ。さすが、男を見る目がある…と感心したのもつかの間、彼女自身はまっっっったくお金の管理ができていないらしい。ましてや、結婚後、老後の資産形成なんてもってのほか。
むむむ。
同世代の皆も、お金に対する意識は低いのだろうか。それとも、ユミ(そして実は私も)がひどいだけなのか。
投資はギャンブル?!
そこで、20代の男女407名にお金にまつわるアンケートを実施してみた。(対象者:マイナビニュース会員、実施期間:2016年2月29日~2016年3月2日、実施方法:WEB)
まず「貯金はしていますか?」という質問には、407名中、実に324名の人が「はい」と回答。貯金している人の多さよりも、していない人がいることにビックリ。みんな大丈夫なの!?……いや、他人の心配をする前にまずは自分たちの貯金額を増やすことを考えよう。
また、「投資に興味がありますか?」には、「いいえ」が250名。さらに「投資のイメージを教えてください」という設問には、「難しい。怖い」「敷居が高そう」「ギャンブルに近い」「素人が手を出すと危ない」「株投資と同じで大損しそう」「金持ちの道楽」などなど、何とも厳しいコメントが出揃った。
だが、初心者でも比較的はじめやすい“投資信託”について聞いてみたところ、「投資信託を知っていますか?」という質問に半数以上の248名が「いいえ」と回答した。
これらの結果から、『投資をすること』自体、素人が手を出しづらいイメージがつきまとっているのだが、“投資信託”の実態についてはみんなそこまで把握していない”ということが分かる。
でも、確かに投資って何からはじめたらいいのかわからない。そもそも、我々のお給料でもできる投資なんかあるのだろうか。
素人の私には皆目検討もつかないため、ユミを連れて、お金のエキスパートに素朴なギモンをぶつけてみることにした。
ということで、ユミを誘ってやってきたのは、投資信託や年金等の運用を主に行っている三井住友アセットマネジメント。今回お話を伺うのは、入社6年目で、ファンドマネージャーをしている髙橋諒さんだ。
月1,000円から始められる、超ビギナー向けの投資信託も!
「いきなりすみません…投資信託って、簡単に言うとどんなものなんですか?」
おそるおそる髙橋さんに切り出してみた。ド素人感が出ており、恥ずかしいが、この際気にしないことにする。
「投資信託は、投資家からお金を預かってひとつにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資する金融商品のことです。そこからリターンが得られれば、投資額に応じて投資家の方にお返ししていきます。株と違って少ない資金で始められ、日々の動向を常にチェックする必要もないので、初心者の方にはオススメです」(髙橋さん)。
ほほう。働く20代の中でも、とりわけ新卒1、2年目は仕事やプライベートでの付き合いも増え、お金があったらあっただけ使ってしまいがち。
もしお金を殖やしたいと思うのであれば、銀行に預けたり、自分自身で株やFXをやったりするだけでなく、専門家に任せることを考えてみてもいいかもしれない。
「他人にお金を託すことに不安を感じる人もいるかもしれませんが、託すことで、世の中のニュースにも関心がわくと思うんですよね」と髙橋さんの言葉にも熱が入る。
とは言え、やっぱり投資にはお金が必要。ユミが「毎月定額で入れたいけど、結婚式や旅行で急な出費もあるからなかなか難しい。それにやっぱり投資信託はお金に余裕のある人が購入するイメージなんですけど」と突っ込むと、髙橋さんは「そんなに大きな額を入れる必要はないんですよ。大体毎月10,000円が多いですが、1,000円からでもできますよ」とニッコリ。
なんと! まるで中学生のお小遣い程度から始められる投資信託。一気に身近なものになったような気が……。
ユミも同じ気持ちだったようで「私たち初心者にはどんな商品がオススメですか?」と興味津々。「値動きがわかりやすいものですかね。インデックスファンドと呼ばれる日経平均株価のようなインデックス(※1)という指標に連動することを目指す商品は、僕らファンドマネージャーが意思決定をすることはほとんどなくて、株式市場全体の動きを反映するから、初心者の方でも値動きが把握しやすいんです」(髙橋さん)。
また、彼はこう続ける。
「ひとつの商品で株式や債券など性質の異なる資産に投資して、リスクをコントロールしながらリターンを得ることを目指す“アロケーションファンド”も良いのではないでしょうか」
リスクを取るからこその見返り。若い人こそ投資信託がオススメ
ビギナー向けの投資信託は、リスクの小さな商品から始めるのがよさそうだ。
「髙橋さんのお話を聞いて、株よりも簡単そうって思いました。まずはリスクが少ないものを探してみます!」とユミも決意を新たにした様子。
最後に、これからの20代に向けて、髙橋さんはこう締めくくってくれた。
「僕らの業界でよく言われるのが“No free lunch(ただの昼飯はない)”ということば。銀行預金にお金を眠らせておくだけではもったいない。リスクを取るからこそ、初めてリターンがある。そのリターンを得るために努力をしたり、自分で調べてみたりすることが必要。若い人こそ、No free lunchの精神をもっていたほうがいいんじゃないかなと思います」
その瞬間、ユミの目がハートになったのを、私は見逃さなかった。
帰り道、「やっぱり、お金にしっかりしている男性って素敵。コツコツと堅実に人生設計ができている人とは幸せになれそうじゃん!」と。実際、髙橋さんは周囲の友人から頼りにされることも多いらしい。たしかに、同年代と思えないくらいしっかりしていた。
今の20代は堅実だと言われる。反面、なかなか勝負をしないとも言われている。
でも、挑戦をしないと成長ができない。
だから知識を身につける。そのために努力をする。
髙橋さんが言うように、“タダのランチ”はないのだ。
投資ができる男は、努力をしている。そしてコツコツと堅実に成長をする。そんな男が、モテないはずがない。
髙橋さん、ありがとうございました。
※1 市場(マーケット)の動向を示す指標や指数のこと。マーケットの個々の価格データから、市場全体の動向が分かるように数値化したもの。
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