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近年、急速に耳目を集めるようになってきた3Dプリンタだが、現在その注目は「何ができるのか」ではなく、「どういったことに使うのか」という点へと移行している。例えば産業界では、従来のラピッド・プロトタイピング(RP:迅速な試作品づくり)だけでなくDDM(Direct Digital Manufacturing=3Dプリンタで最終製品を製作すること)による治具などの作製などにも使用されるようになってきており、開発・生産の効率化に貢献している。
従来の工程に3Dプリンタを組み込むことで、開発・生産の効率化を図る取り組みは伝統産業でも始まっている。今年10月、佐賀県・有田町に位置する佐賀県立有田窯業大学校が、大手3Dプリンタメーカー・ストラタシスの日本販売代理店であるアルテックより3Dプリンタを購入した。
有田は日本の磁器発祥の地と呼ばれ、国から伝統工芸品に指定されている有田焼は世界的にも有名だ。有田焼の歴史は古く、2016年には誕生から400周年を迎える。同校は陶芸家や陶磁器デザイナー、陶磁器商品企画、指導者など有田焼をはじめとする陶磁器の生産に関わる人材の育成を長年にわたって担ってきた。
陶磁器産業のこれからを支える人材を育成する有田窯業大学校が、なぜ3Dプリンタの導入に至ったのか、同校でCAD/CAMを担当している関戸正信主査に話を伺った。
関戸 正信 氏 |
異業種とのコラボという新しいニーズ
同校が3Dプリンタを導入した背景には、有田焼を取り巻く状況の変化がある。
「陶磁器業界にはグラフィックやインダストリアルなど、いろいろな産業のデザイナーからデザインを有田焼で実現できないかというデザインデータの持ち込みがある」と関戸氏は語る。インターネットが普及し、情報の発信力が高まったことで、他業界とのコラボレーションが活性化しているのである。
持ち込まれたデザインのブラッシュアップにはCAD/CAMが利用されるが、従来の有田焼の枠組みではそうしたスキルを完全にはカバーできていなかった。有田窯業大学校は新しいニーズに対応するための新たなスキルの習得が必要との方針に基づき、今年の10月に2年生向けのCAD/CAMの授業を新設。デザインの検証を目的として3Dプリンタの導入に至ったという。
Polyjet方式の利点を生かしてデザイン検証を効率化
磁器を生産するためにはまずデザインを決定し、そのモックアップをマスタとして型を取る必要ある。同校ではそれまで磁器の原型製作において、表面処理に時間がかかることや、寸法精度の限界に課題を感じていた。また、強度や対摩耗性もより強いものが求められていた。
今回導入された「Objet30Pro」のPolyjet方式は、表面の平滑さや、扱う素材の吸水性が少なく、多孔質ではないというメリットがあり、成形したモックアップで機能テストが行える。また、非常に高精度なため、出力したものをそのまま原型として使用することができるというメリットもあり、これらの特徴により、デザインの検証期間が短縮されることが確認され、その結果としてデザイン自体の幅を広げることにもつながったという。
Objet30 Pro |
作成したデータはパーツごとに出力する |
3Dプリンタで出力したマスタを使用し型を作る |
【 キャンペーン 】ギフト券2,000円が30名様に当たる【 抽選 】
マイナビニュースでは、「3Dプリンタ」についてのアンケート調査を実施しております。 ご協力頂ける方は、下記概要をお読みになり、設問にお答えください。
□アンケート調査概要
アンケートにご回答いただいた方の中から、
抽選で30名様にギフト券2,000円分をプレゼント!募集期間:2014年12月9日(火)~2015年1月31日(土)
応募方法:アンケートページより、必要な情報をご記入いただき応募。
当選発表:当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせて頂きます。
□個人情報の取り扱いについて
本調査でお預かりする個人情報は、株式会社マイナビ、及びアルテック株式会社が保有いたします。 株式会社マイナビ、及びアルテック株式会社では、ご応募いただいた個人情報をセミナーキャンペーンのご案内、 サービス向上及びマーケティング活動の目的で使用いたします。