【特別企画】

「IBM MessageSight」でIoTをシンプルに実現-ブリスコラ、住友精密、IBMの3社でセンサークラウドを推進

IoTの世界で注目が集まるセンサー

モノとモノがインターネットでつながるIoT(Internet of Things)の世界では、エネルギー、医療・ヘルスケア、自動車、ロボットなどのさまざまな分野において、電力情報や医療・健康情報、交通情報、位置情報などの膨大なデータをいかに効率的に収集し、加工、分析して、新たな価値を生み出すことができるかが、企業競争力の強化において非常に重要となる。

そこで注目されているのがセンサーの活用である。IoTの世界でも、さまざまな場所でセンサーが利用されるようになってきた。センサーには、機能を特化した低価格のものから高度なデータを収集、分析できる高価なものまであるが、センサーが生み出す大量のデータをビジネスに生かすための基盤は十分に整備されていないのが現状である。

ブリスコラ代表取締役の末貞慶太郎氏は、「センサーをはじめとする、あらゆるモノから生成・発信されるデータを価値の源泉と捉え、それらを資源に変換させ、新たな価値の創出を目指す企業が増えている。そのような中で、大量のデータを収集、連携することを考える企業から「IBM MessageSight」に関するお問い合わせが急速に増えています」と話す。

「IBM MessageSight」は、IBMが開発した業界標準のデバイス間通信用プロトコルであるMQTT(MQ Telemetry Transport)を採用したデータ連携基盤である。数百万台のセンサーから発生したイベントを1秒間に数百万件処理できる高速性と低遅延、高信頼性、QoSを兼ね備えたワイヤレスIoTを実現できる。

データを価値に変える新しい取り組み「Cloud Rise」

クラウドを活用した事業企画・開発、コンサルティング会社として、2010年に設立されたブリスコラ。「オープンイノベーション」という理念に基づき、さまざまな企業と共創することで、新たな市場やビジネスの価値創造を目指している。

その一環として、住友精密工業(以下、住友精密)および日本アイ・ビー・エム(以下、IBM)などとの協業により、センサークラウド事業を推進。センサーなどの末端機器、機器からのデータを受け取るゲートウェイ、機器・ゲートウェイとクラウドをつなぐネットワーク、データを収集・蓄積・分析するためのM2Mプラットフォームを統合し、「Cloud Rise」というブランドで展開している。

末貞氏は、「データを活用しビジネスに活かす上で、重要になるのはデータの需要者、利用者の視点から考えることです。お客さまは、安価で多種多様なデータを収集、活用することを求めており、その上で、センサーや各種機器、クラウドなどをうまく使うことが大切となります」と話す。

センサーネットワーク事業を展開する住友精密センサネットワーク事業室次長の宮本哲氏は、「センサーの機能向上による収集可能なデータの増加、IT技術の進展によるネットワークの高速化・大容量化・低価格化、データ管理、解析技術の向上により、エネルギー管理や社会インフラ管理、ヘルスケア・健康管理など広範な分野で、新たな需要が生まれています」と話す。

総務省におけるスマートグリッド通信インタフェース実証実験

ブリスコラと住友精密は、クラウドに関する技術仕様や規格の策定および標準化を推進する「オープンガバメント・コンソーシアム(OGC)」に参画している。OGCの取り組みの1つに総務省のスマートグリッド通信インタフェース実証実験がある。この実証実験において、センサーやクラウドを介してデータを収集するゲートウェイを住友精密が構築し、ブリスコラがプラットフォームを構築。「電力消費測定器」で計測した情報を、家庭内の消費電力量としてPCやスマートフォン、タブレット端末などで見ることができる仕組み(HEMS)を実現している。

末貞氏は「総務省におけるスマートグリッドの実証実験は、民間企業だけでなく、自治体としていかにクラウドに取り組むべきかを検証した事例。最大のポイントは、市民を基点として、データを活用していくというパラダイムシフトにあります」と話す。

宮本氏は「生活の質や利便性の向上など、市民・地域の便益を一番に考え、多様な新しいサービスが提供される環境をつくる上で、データの取り扱いが重要となります。住友精密は、センサーを目的に応じて有効活用する経験やノウハウを持っております。ブリスコラ、IBMと協力することで、センサーを活用したソリューションに新たな価値の創出が期待できると思っています」と話す。

IBMスマーター・シティー事業 ITアーキテクト高城勝信氏は、「MQTTはオープンな業界標準に基づいており、大量のセンサーデータを利用する場合にも有効になる。他の分野に拡大していく場合にも、エンタープライズ分野におけるIBMの経験と実績、ノウハウが役立つ」と話す。

左から、住友精密工業株式会社 センサネットワーク事業室 次長 宮本哲氏、株式会社ブリスコラ 代表取締役 末貞慶太郎氏、日本アイ・ビー・エム株式会社 スマーター・シティー事業 ITアーキテクト 高城勝信氏

「IBM MessageSight」およびMQTTについて末貞氏は、「大量のメッセージ処理能力と高いセキュリティ、信頼性はもちろん、30分程度で初期設定が可能な使いやすさや高い開発生産性は、OGCの取り組みにおいても有効です。またMQTTによるワイヤレスクライアントの最適化や容易な連携機能などにも大いに期待しています」と言う。

今後の取り組みについて末貞氏は、「センサークラウドをはじめ、IoTの市場を単なるバズワードではなく、当たり前の世界にしていかなければなりません。そこでIoTが遠い世界ではなく、すでに現実のものであることを3社で啓発していくことが必要です。今後もさまざまなビジネスで積極的にコラボレーションしていく考えです」と語る。

M2M市場におけるブリスコラの方向性

(マイナビニュース広告企画)

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